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【第14回MI68】最大級レトロPC展示会でX68000全機種展示に挑戦してみた

この記事のポイント

  • MI68とは何なのか?
  • どのようにしてX68000全機種展示は実現したのか?
  • 第14回マイコンインフィニットPRO68Kのダイジェスト

今年もこの季節がやってまいりました。レトロパソコン系のイベントで年々規模を拡大している、マイコンインフィニットPRO68K(通称、MI68=えむあいろくはち)です!

マイコン・インフィニット☆PRO-68K

わたしが3年前から運営しているレトロPCコミュニティ「X68KBBS」としての、サークル参加も今年でいよいよ3年目に!

1年目は1ブース、2年目は2ブースでの参加でしたが、今回はなんと3ブースという、どこのサークルよりも大規模な参加となりました。

何より、一番の目玉は「X68000実機全機種展示」です。果たしてどうなるのでしょうか?

今回の出展のお品書きはこんな感じです。わたしはその中でもX68000実機展示のお手伝いをすることになりました。

あらかじめ展示する機種の情報を聞いて、説明用のポップを作成します。ものすごい台数で震えます。

事前に実際にHARDOFFに足を運んで参考にするプライスカードを見てから作成しました。

今回は3ブース分での参加ということで入場チケットも9枚です。

普段、中々着る機会がないこちらのジャンパーも準備。当日はちょっと暑かったです(なんとなく去年よりは涼しかった気もしますが...)

前回、こちらのX68000版ファンタジーゾーンに、ディレクター土田さんがサインしているのを見て、自分のにもサインして欲しい!と思って持参することにしました。

間違えて実家(山梨)に送ってしまったいつもの030compactも、全機種展示のためにサルベージしてきました。

X68000のほぼ全機種を所有しているという方といっしょに、レンタカーにめいいっぱいX68000を詰め込んで出発します。

3連休の中日ということで、念の為、早めに首都高で秋葉原を目指したら早く着きすぎました。

ごもっともです(笑)

去年もUDXの地下駐車場から搬入したのでスムーズでした。

ちなみにこちら↑の写真の方が今回X68000を提供いただいた masaruさんです。

日曜の午前8時の秋葉原はまるでホコ天のように車もおらず、そして人もおらず、お店もほとんど閉まってました。

お天気で良かったのが何よりラッキーでした。

9時前に駐車場のあるB1に集合して機材の運び込みが始まりました。10時過ぎには開場なので1時間くらいの勝負です。

2台の台車を使って駐車場からX68000たちを運び込みます。

8台のマンハッタンシェイプX68000タワーが見られるのもココだけ!

上に上がるとすでに開場前に並んでいる人たちが20人くらい?!すごい熱量です!

今回はパンタロンさんブースと合同出展にすることで、柔軟なレイアウトが可能になりました。

事前にレイアウトのイメージをパンタロンのふゆきさんにCGで作っていただき、全機種が配置できるか何度もシミュレーションしました。

CGではPROは1台ずつ横に並べる想定でしたが、現地の机の様子などを見て、急遽、縦に2台積み上げることにしました。

X-BASICマニュアルにラベルを貼って準備します。どれだけ売れるのか気がかりでしたが、結果、完売しました(すごい!)

こちらは第14回を表す「14」を掲示するための電光掲示マシンです。こういうイベントでは活躍しますね。

各ブースには展示内容の撮影についてのルールが掲示されています。ほとんどは撮影OK、SNS投稿OKのようです。

なんとか時間ギリギリに主なところは準備完了しました。

駐車場と往復するためにはスタッフの方にエレベーターのある通路のセキュリティを開けてもらう必要があるため、今後は1回で運び込めるよう台車の用意をしたいと思いました。

一般参加者の入場開始前にサークル参加のメンバーが各展示を回れる「内覧タイム」があり、その後、前売り券を買った方々が10:45くらいに入場してきました。

毎年恒例ですがこちらのX68030compactで、プロジェクタースライドの投影と最後の抽選会のプログラムを頑張って動かしていました。

今回、スタッフの皆さんはこちらのTシャツを着ていてひと目でわかりやすく良かったです。

顔見知りのスタッフも多く、きめ細かい対応をされていて安心して1日過ごせました。お疲れさまでした。

それではここから各ブースの紹介です。全部は回れなかったので一部だけのご紹介となります。

まず最初は我らがマイブース「X68KBBS」です。

電源修理のためのパーツやX68000Z用のMIDIアダプタなどの物販スペースです。

委託販売の、issaUtさんのmt-32piCS。これ目的に来場した方も多くいらしたようで、開場早々に売り切れていました。

たんぼさんさんの「すかじーU君改」のデモです。X68000ZなどでSCSIデバイスが利用できるようになるということでゆみみみっくすが動いていました(CD-ROMドライブの方が不調で焦ったそうです)

今後、希望者数次第などで量産するかどうか検討とのことです。

わたしが関わったX68000実機全台表示とプレイアブルブースです。途中スパIIを起動しようとしたメモリ設定が2MBで起動できず(※イベントあるある1)奇跡的に持ち込んでいたSX-Windowのフロッピーからswitch.xを起動して事なきを得ていました。あって良かったブートフロッピー。

こちらのX68000 Compactは、先日のベーマガイベントでサインをいただいていたマシンでした。

CM-64も持参したのですが故障してしまっていたため(※イベントあるある2)SC-155のみのMIDI演奏となりました。

17時の終了までアフターバーナーが大人気でした。やはり名作はいつまでも名作ですね。

こちらも委託参考展示の「PRO用PhantomXブラケット」です。よく見るとhが抜けてましたね...。

今回、合体ブース参加した「パンタロン」さんです。毎年、3Dプリンタで作成された新作が増え続けているブースです。

パンタロン | zinichiの日々是上々

X68000型PCケースのLサイズ版です。パット見、実機にしか見えません。

こちらの小型サイズも引き続き生産予定があるようなので、欲しい方はぜひお見逃しなく。

また、小型の液晶モニターやキーボードも販売していましたが、これまた速攻で完売しておりました。どれもハンドメイドのためたくさん作れないので、製造されてるふゆきさんにはいつもいつも頭が下がります。

KeplerXの頒布を今年もされており抽選に速攻で申し込みました。

そして見事にハズレました。来年も抽選参加がんばりまーす。

毎年チラシのAIイラストがバージョンアップしているのが面白いです。

他にはMSXエミュレーター(MS.X)がPhantomX(RaspberryPi4)で動いており、「グラディウス2」が実機並みの速度で動いていました。

他にも、九九式試製一型の基板などココでしか見られないレア品の展示も魅力的でした。

すっかりおなじみのGORRYさんのところです。

日本語BASICが売りのぴゅう太なのに英語版というのが面白かったです。現存してるのがすごいですね。昔、ぴゅう太Jr.で少し遊びましたね。

PC-8001mkIIとPC-8801FEをニコイチにしたマシンでシルフィードが動いてました。こういうのもココでしか見られないので非常に面白いですね。

あさヤンTOWN

今年もPC-100の展示と、同人誌の販売がありました。ここでしか手に入らない貴重な資料です。

ゲームギアといえばこの方。ギア太郎さんのブースです。

label GGFM — GGG -game gear gallery-

いつも素敵ゲームギアがたくさんで、楽しいです。

去年は液晶をメンテしたゲームギアを持ち込んだのですが、今年は忘れてしまったので来年はリベンジしたいです。

ご存知ZUIKIさんです。生みずきちゃんが見られるのはココ!

株式会社瑞起|ZUIKI Inc. | ARM搭載SoCを使った企画から量産までトータルで対応できるソリューションプロバイダーです。

お品書きはこんな感じでした。

新製品のコントローラーがZ版グラIIでデモしていました。グラIIは、いつ出るんですかね~、そろそろですかね~。

第2部で、米内さんがZUIKIにジョインされた経緯のお話が大変興味深かったです。

去年の続いて今年もX68000Z用シューティングゲーム「新入部員みずきちゃん」のスコアアタックを開催されていました。

今回は優勝者と前回優勝者の頂上決戦もあり、かなり盛り上がったようです。

そして優勝者にはなんと、アノすがやみつる先生のサインがもらえたということでとても羨ましかったです。

しかるのちさんのミニチュア展示のブース。

超小型のレトロPCの画面の中でアフターバーナーとか動いていて圧巻です!

年々、パワーアップしているように見えます。

ご存知BEEPさん。

レトロPC・レトロゲーム、アーケード基板・筐体の販売買取|BEEP秋葉原

メタルオレンジが展示されていましたが、今年は何か新作の発表があったのでしょうか?(把握できず...)

どこのブースか失念してしまったのですが、こんな女の子向けの家庭用ゲーム機があったんですね。

ルーピー - Wikipedia

1995年にCASIOから発売されたようです。プレイディアもびっくりです。

ここに並んでいるだけで全タイトルらしく、集めるのもそんなに大変ではないそうですが...。まだまだ知らない世界がありました。

FM音源関連サークルにあったキーボードで即興のゲームミュージック演奏会がありました。

普段、Youtubeでは聞かせていただいていたのですが、やはり生演奏は最高でした。

ぜひ、興味をお持ちの方はこちらのYoutubeチャンネルもご確認ください。

https://www.youtube.com/c/DJSHIN_Music

ZUIKIさんのブースで生放送(ライブ配信)をされており、X68KBBSのメンバーもゲスト参加してきました。

X68000Zに期待することなどをつらつらとお話してきました。

事前に出演の話はあったのですが、何を聞かれるかよくわからぶっつけ本番でした。

X68KBBSの面々は、4時間を過ぎたあたりから4名登場しています。

よろしければ御覧ください。

魔改造MSX

入り口のあたりで魔改造されたMSXが展示されていました。MX-15は珍しかったです。

小型のMSX可愛いです。レトロPCいじりはこれくらいが楽しいですよね。最近はTurboR化キットもあるとか。

ウホウホ弁当

いつものスタッフやサークル参加者向けのお弁当。今年はこんな内容でした。

当時のX68000で展示されたデモ

急遽、オリジナルを作成された方による持ち込み!1MBで再生できるように作られているとのことです。

プレイアブルブースでのトラブル

ゲームのオリジナルフロッピーで稼働させているので、こういうことも起きますよね。

UDXならではのレンタカー

なんと痛車が借りられるとか!?さすが秋葉原ですね。

第2部は撮影禁止でしたので画像はありませんが、FM音源の話と、ZUIKI米内さんのお話でした。

そして、景品はいつもの◯い粉やマイコンカレーが当たる抽選会。今年こそは・・・と望んだらついに!

「ヤドンのぬいぐるみ」が当たりました。なんでやねん(笑)

そんなこんなで今年も無事に終了しました。お疲れさまでした。

X68000全機種展示も楽しんでいただけたようで、事故もなく無事に終了できて良かったです。

当たり前ですが、がんばってレンタカーにまた載せて帰りました。

終了後に、会場にいらしていた、すがやみつる先生に「X68000全機種展示したものです」と、リプしたところお返事をいただけました。

他にも大勢からリアクションをいただき、がんばって展示した甲斐がありました。

改めて、足を運んでいただいた皆様に、熱く御礼申し上げます。

今回の戦利品は控えめでした。狙ってるのは大物が多いので仕方ないです。

さて・・・来年は、何をしようかな。。。

次回は、常連向けよりは、もっとレトロPCファンの裾野を広げるために、新しい方、若い方向けに何かやれたら良いなと思います。

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