
※2025年6月時点。入館時間や入館料などの最新情報はホームページでご確認ください。
マイコン博物館へ行ってみよう
いつかいつかは行ってみたいと思っていた「マイコン博物館(micro computer museum)」

いついくの?今でしょ?
というわけで、いついけるかもわからないので思い切って、2025年6月に行ってきました。
どうやら、クラウドファンディングに成功して去年、東青梅から移転したようでした。正しいクラファンの使われ方ですね。
マイコン博物館の拡張移転準備中の様子 - エンジニアらしき人のひとりごと
「マイコン博物館」はこちらの財団の活動のうちの1つのようです。
一般財団法人 科学技術継承財団 | 歴史的な計算機・図書・模型を保存し未来につなぐ
土日は年末年始などを除き毎週開館しているのですが、平日は予約が入った場合のみ開館されるということで、事前に予約が必要です。
マイコン博物館 利用予約のお願い | 一般財団法人 科学技術継承財団
予約したのが結構ギリギリで前日の夜まで返信がなかったので「予約するのが遅すぎたかな・・・」と半ばあきらめかけていたのですが、その後、確定の連絡メールが届きました。

到着できない方が発生・・・一体どんなところなのでしょうか。道に迷う人が多そうです。

予約カレンダーにも無事に名前が刻まれています。
昭和レトロの街「青梅」
JR青梅駅は、JR立川駅からさらに青梅線で1時間弱の場所にあります。


軽い気持ちで立ち寄る距離ではない

新宿からは片道830円かかります。青梅線の車両から降りるときに「開」ボタンを押す必要があります(「閉」は無い)

2階建てのグリーン車でいくと大変快適です。
神社などへの参拝か、登山目的のような方がちらほら見受けられました。

駐車場もあるので車で行くのも可

マイコンだけかと思いきや、街全体が色々レトロに彩られています。

色々ネットでうるさく言われる昨今ですが、おおらかな街なのでしょうか。

何か思い浮かぶアニメがあるのですが、気にせずに進みます。

次々とスルーできない気になる看板がちらほら目に入るのですが、先を急ぎます。
昭和レトロ商品博物館
マイコン博物館の開館が12時からでしたので、それまでこちらの昭和レトロ商品博物館を訪れました。
【昭和レトロ商品博物館】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet


入館料は大人350円(子ども200円)とお安い

中はそれほど広くはありませんが、所狭しと懐かしいものが展示されています。

昔の駄菓子屋さんのような展示。

クイズダービーのボードゲーム。三択の女王とか。


買ってもらえなかった学研電子ブロック

他にも寄贈された雑誌の切り抜きなどのファイルなど色々ありました。
気づいたらいつの間にか30分ほど経っていたので、本当の目的地のマイコン博物館へ向かいます。
いざ!マイコン博物館へ
青梅駅から徒歩5分くらいの場所にあります。

道路から入るところにこのような表示があるので間違うことはなさそうです。


若干、こちらの入口が「ここで合ってるのか?」感はありますが、よく見ると「OPEN」となってましたので、呼び鈴を押してみますと、係の方が出てこられました。

中に入るといきなり聖子ちゃんのポスターです。MSXです。ヤバいです。

展示スペースに入る際には手持ちの荷物はすべてロッカーにいれます。ロッカーごとにCPU(MPU)の名前がついてます。

財布やスマホ、ハンカチのようなものはこの透明なバッグに入れて持ち込みます。
スーツケースのような巨大な荷物は置いていくしかなさそうなので要注意です。
見学開始
係の方に現金で入館料の1,000円をお支払いしたら見学開始です。(キャッシュレスな人は要注意)
※ちなみに、実際にマシンに電源を入れて触ったり、雑誌を読む場合は、3,000円です。
帰るときは1Fの無線機の並んだ部屋へ呼びに来てください、とのことでした。何度でも出入りは可能なようです。お手洗いもあります。
同じ時間に来館している人はいなかったので貸切状態でした。

この1976年のApple1にはじまり、発売された年代順に(基本的に)展示してありました。

マシンだけでなくこのようなマニュアルやソフトウェアも展示してあります。マイクロソフトのロゴがなんかSFちっく。

CPU(MPU)なども展示してあります。PentiumIIとかCyrixとか懐かしいです。

私がパソコンに興味を持つ前の業務用PCなど初めて見るものも多かったです。こちらの「まっ消」というキー(CLRキーのことなのでしょうか?)大変興味深いです。

テキサス・インスツルメンツもパソコンを作っていたのですね。知りませんでした。

こちらはスーパーファミコンのアクトレイザーが開発されたらしい、SONYのNEWS。名前は知ってましたが初めて実機を見ました。
私が愛した(所有した)パソコンたち
メジャーどころは他のブログサイトなどでも紹介されているようですので個人的に所有したマシンをご紹介。
NEC PC-6001 1981年11月発売
私が生まれて初めて買ってもらったパソコン(パピコン)です。

完全にすがやみつる先生の漫画の影響で購入に至りました。小4のときに年末年始の処分品をお年玉で29,800円で購入しました。
NEC PC-8801FH(写真はMA2) 1986年11月発売
当時、ファミコンはすでに持っていたのですが、それと比べて豪華なグラフィックとサウンドに惹かれて、PC88の道へ進みました。
中学のときに親に拝み倒して買ってもらいました。このときが一番うれしかったかも(それくらい欲しかった)
イース、ハイドライド3、ソーサリアン、英雄伝説などをプレイしました。
マイコンBASICマガジンや、YK-2さんをはじめたくさんのゲームミュージックプログラムの影響も大きかったです。

動態展示されていたのはMA2でしたが、ラックの下に他の88もありました。

展示されてないのはメンテナンスが必要なのかも?

SHARP X68000 1987年3月発売
そしてパソコンサンデーと友人の影響でX68000が欲しくて欲しくてたまらず、1992年に大学に入って夏休みのアルバイト代を全部突っ込んでX68000XVI(中古)を購入しました。

X68000は3台ありましたがXVIはなさそう。こちらも電源やFDD部分がメンテナンスされてるのかどうか気になるところです。
ICT教材の先祖?
FM-16β用の算数教材のソフトウェアのようです。当時、これで勉強した方もいらっしゃるのでは?

書籍コーナー
マイコンBASICマガジンやたくさんの書籍があります。これらを読んでるだけで1日終わりそうです。

当時この沙羅曼蛇が表紙の号ももちろん買ってました。1986年。380円!


なけなしのお小遣いで買ってた
コンシューマー機コーナー

ファミコンやプレイステーション、ゲームボーイなど、いわゆる「コンシューマー機」も一通り展示してあり、追加でお金を払うとプレイできるようでした。ゼビウスのテーブル型ゲーム筐体もありました。

バーチャルボーイ、久しぶりに見た
マイコン神社おみくじ
謎のおみくじ、というか、ガチャガチャがあったのでやってみました。1回100円。

大吉とかは出ない代わりに、ありがたいメッセージが入っています。

少しずつでも歩いて行こう、とのことでした。
そして謎のIC(NECとか三菱のらしい)もゲット。

ICはいつか使う日はくるのか?
(おまけ)マルフル食堂
マイコン博物館のあとはランチ情報ブログを参考にしながら「マルフル食堂」でお昼ごはんにしました。
マイコン博物館(青梅)周辺のランチ情報 - エンジニアらしき人のひとりごと

ワンタン麺がオススメということでそれとわさび飯(めし)を注文しました。

あっさりしていて食べやすかったです。

平日の12:30過ぎでしたが少し並んでいました。ごちそうさまでした。
青梅ラーメン マルフル食堂 旧青梅街道店 - 青梅/ラーメン | 食べログ
まとめ
足早に見ていきましたがそれでも1時間半くらいはかかったので、時間に余裕を持って訪問するのが良いでしょう。

とにかくぞっコンでした。定期的に訪れたいところです。
BEEP ゲームグッズ通販 / コンピューターゲームヒストリー / オニオン製作所
最近発行されたこちらの本が販売されていたので記念に購入してきました。
