中華製UMPCとか色々試したけど、ぐるっと一周してUSキーボードのLet’snoteRZ4にたどり着く

2021/03/30

GPDシリーズ、なんだかんだで、3台買ったのですが・・・

理想のサブノートUMPCを求めて、、、

https://xbeeing.com/gpd-p2-max/
https://xbeeing.com/gpdpocket_1/
https://xbeeing.com/gpdwin_makuake/

どれも、おもちゃとしては楽しい一品だったのですが、仕事用のサブPCとしては、どうしても普段遣いが難しく、、、

また、どんどんスマホの性能があがったこともあり、それで良いかな、というケースも増えてきていました。

それでも仕事用のPCが急に使えなくなったときのための、小型のサブPCがほしいなあ、という気持ちは常にありました。

過去に、自分が長く使ったノートPCを振り返ってみたところ

改めて、社会人22年目の自分として仕事のサブPC(純粋なWindowsに限定し、CEやRTとかは除く)で、GPD以前のものを振り返ったところ、

  • リブレット20
  • レッツノートA77
  • リブレットL2
  • VAIO U101
  • レッツノートR4
  • Everun
  • VAIO P
  • Viliv S5
  • ASUS UX31A

海外製のものを買った時期もありましたが、よくよく見れば、レッツノートかVAIOの使用が長かったなと。

中でもレッツノートは、1999年頃、職場のPCがデスクトップだった時代に活躍してくれました。

今じゃ絶対買えない、びっくり定価278,000円。
1999年夏にボーナスで買った
メモリ64MB、HDD6.4GB
990gで持ち運びしやすかった
メモリ512MB、HDD60GB
丸いタッチパッドが操作しやすかった

・・・・・そうかレッツノートがあるじゃん!

なるほど、、、何周かしてレッツノートありかも?と思って、色々調べていくと、ちょっと古いですがJ10という黒いモデルが、なんとメモリ16GBまで載るとのこと。どうだろうか。

2011年発売 970g

これをSSD化したりして改造すると面白そうじゃん!と思って漁ってみたのですが。

もともと使っていたならいざしらず、程度のいい筐体だとオークションでも15k円~で、ここにSSDとメモリを追加したら25k円以上に。

ちょっと試すには中々良いお値段に・・・。CPUパワーもそこまでじゃないしなあ。。

SSD128GB、メモリ8GBだとこんなに高騰してました
これは完全にマニアによる仕業w

R4じゃなくて、RZ4?

そんな中、J10を物色してたら、RZ4という機種が目に入りました。

2014年発売。驚異的な745g!
メモリ4GB(最大8GB)、SSD128GB
Intel Core M
1920 x 1200

めっちゃ軽いじゃんこれ!!!

待てよ、、、GPD P2MAXでも600g台なんだから、700g台のノートPC、全然ありでは?(そういう意味ではNECのLavieZEROもありですね)

重視すべきキーボードも過去に、R4を使ってたんだから、RZ4のキーボードもいけるのでは?と、裏返してタブレットに変形する機能とかいらなかったのでノーマークだったRZ4が急浮上。

最新のRZ8だと16GBモデルもあるみたいだけど、20万円とかするので対象外として・・・

RZ4なら程度を選ばなければ、オークションで2万円以下もありそう。

ただ・・・SSDは交換できそうなものの、メモリは軽量化のために直付けされており交換不可だったので、最大の8GBのモデルを探すことに。

性能が単純に2倍で、値段が6倍をどう見るかw そのうちにRZ8も安くなるんですが

オークションを物色する上での注意点

RZ4がもってる持病として液晶の黄ばみというのがあるらしく、以前、富士通のLOOXUを探してたときも液晶に気泡が増えてくるというのがあって、できるだけそういう個体は避けたいな、と思ってまずは色々物色。

こんな感じに1~3万円くらいで大量に出品されてるので狙い目

色々調査したところ、「2019年になってもまだ黄ばんでいない個体は、これからも黄ばまない可能性が高い」、と書かれたブログを読んで、入札前に出品者へ質問し「(今の所)黄ばんでいないです」と回答を得た上で入札。

カッパー(銅)色で天板が青みたいなのも面白くてよかったんですが、4GBで3万以上とかだったのでスルー。

結果、普通にシルバーの筐体で、ACアダプターやマニュアルなどすべて無しで、LANコネクタの部分に塗装の剥がれがあるのとSSDが128GBとやや小さいものの、黄ばんでいないのを重視して、こちらを落札。

さてはて、実物の程度はどうか?

メモリ8GB、SSD128GB

ACアダプターは、なんと純正だと10,000円というナイスプライシングだったので、メルカリで送料込みで2,100円を見つけて落札。問題なく使えました。軽量で格好いいです。

到着して中身を確認してみたら

思ってたより全然キレイでした

不安だった黄ばみについては特に問題なし!良かった。

さて、充電できるか確認してアプリをセットアップしようと思ったら、想定外の自体が!

お気づきになられたでしょうか?

・・・

そうなんです。キーボードが、101英字キーボードだったのです!

普通、106日本語JISキーボードに慣れてる人だったら、ギャーとなりそうなところですが、私は仕事ではずっとUSキーボードなので、これは逆に嬉しい誤算でした。

Let’snoteは国内で購入する際にはUSキーボードは選べないし、交換用のキーボードも探しましたがオークションにもなかったので、これはかなり貴重だなと。

USキーボード関連の設定

106日本語キーボードの設定になっていたので101に変更。

キーボードの設定変更がWindows10からややこしくなったので、このあたりを参照して設定完了。

IMEはGoogle日本語入力をインストールしてるのですが、ON/OFFがALT+`はESCとなぜかキーがくっついていて押し間違いそうなので、右ALTキーで切り替えられるようにレジストリをいじりました。

 
 
ありがとうAXキーボード用デバイスドライバ

バッテリーのヘタレ具合をチェック

Windowsに標準で備わってる機能でバッテリーを診断してみます。

C:\Users\xbee>powercfg/batteryreport
バッテリ寿命レポートがファイル パス C:\Users\xbee\battery-report.html に保存されました。

保存されたファイルを開くと色々書かれてますが、概ねバッテリーは新品時の20%減くらいのようですね。

満充電状態でフルパフォーマンスで残り3時間という感じでしたが、実際はもう少し短いのかも。
どうしようもなくなったらRZ共通みたいなので、カッパー色とかを買っても面白いかも。

タッチパッドドライバのアップデート

Windows10になっていたので油断していたのですが、タッチパッドが2本指で縦スクロールができないことに気づきました。

普段、これでブラウザの操作に慣れてるとないとかなり不便に感じますね・・・。

デバイスドライバーを見ると、標準のマウスドライバーになっているようで、PanasonicのサイトからそれらしいRZ4用のものを探してみます。

ダウンロード | パナソニック パソコンサポート :

CF-SV7、XZ6、SZ6、RZ6、LX6、SZ5、RZ5、MX5、LX5、RZ4、MX4、SX4、NX4、LX4シリーズ CF-AX3、MX3、SX3、NX3、LX3、C2シリーズ Windows 10、Windows 8.1用 タッチパッドドライバー アップデートプログラム(19.3.10.45)

これをダウンロードしてインストール!と思ったら問題発生

なぜか「この機種にはインストールできません」が表示されて進めない・・・もしかするとUSモデルだからタフブックの方を入れないといけないとかか?

解決する方法もあるようなのですが、ただの自己解凍形式のようなので、exeを展開できる「izarc」というツールを使って無事に取り出して設定できました。2指スクロール最高!

こういう地味な設定まわりって今どきの人、あんまりやらなそうだから、大変かも。

細かいチューニング

BIOSのアップデートは見送り

「F2」キーを起動時に押しているとBIOS画面が呼び出せます。そこで確認したバージョンを元にアップデートをあててみようとしたのですが、謎のエラーがでてうまく当たらない(管理者権限で実行)これもUSモデルチェックか?はまりそうだったので、そこまで問題になっていないので今回は対応は見送り。

休止状態ができるようにする

スリープとシャットダウンしかできないようになっていたので、休止状態も選べるように設定しました。
15秒くらいで復帰するのでバッテリー重視するならスリープより休止状態がよさそうです。

Windows10で休止状態が設定できない場合の対処 – Qiita :

画面の文字サイズの設定変更

推奨は150%なんですが、狭く感じたので125%に設定するとかなり広く使えます。ただしこれ以上は老眼との戦いですかね(苦笑)流石に100%だとかなり目に負荷がかかりますね。

バッテリーの詳細情報をタスクバーへ表示

タスクバーにバッテリー残量を%で表示してくれるBatteryBarもインストール。フリーソフト追加とか、最近めっきりやらなくなりましたね。

ベンチマークを2種類やってみた

ベンチマークソフトのおすすめ人気ランキング10選【無料で使える優秀ソフトを厳選】 | mybest :

特に3Dゲームとかやるわけじゃないので、こういう時にビジネス用途特化のベンチマークアプリがあるといいな、と思ったり。

CINEBENCH

いつもどおりの、CINEBENCH R20をやってみました。大体、自宅デスクトップのVAIO Tap21と同じくらい。そこそこですかね。

RZ4 (CoreM-5Y71) 392pts
VAIO tap21(Corei5-4200U) 429pts
SurfaceLaptop1(core i5-7200U) 659pts

Windowsエクスペリエンス

今回は、Windowsエクスペリエンスというのでも比較してみました。こっちは、Tap21(16GB、Core i5)を上回りました。

ExperienceIndexOK 2.21 Download :

RZ4 6.0pts
VAIO Tap21 5.3pts
SurfaceLaptop1 6.6pt

まとめ

3万円くらいで手に入るマシンとしてはかなり理想に近いです。キーボードもほぼ100%のスピードでタイプできます。

端子もUSB3.0x3、フルHDMI、アナログRGB、SDカード、有線LANポート、ヘッドフォン、Wi-FiON/OFF、物理ボリューム、と十二分!

R4で出来なくて、RZ4でできることとして、X68000エミュレーターで実機並みの速度での利用もテスト出来ました(苦笑)

日常的にやってるChromeでの作業と、最近お気に入りのStationで、Gmail、Slack、FacebookMessangerなど、立ち上げてもキビキビ動くので、あとは外に持ち出してどれくらいバッテリーが持つか、というところでしょうか。

新しいSurfaceも気になりますが、必ずしも最新のPCが最適ではないということですね。

思いの外、長文となってしまいました苦笑

満足度★★★★★