ハードオフで500円で拾ったRoland製スピーカー「MA-4」の電解コンデンサー交換をしたら90年代の音がした

ハードオフ巡りの中で偶然発見

近場のハードオフを片っ端から巡っている中で、神奈川県のつきみ野ハードオフでお宝を発見!

基本的には、X68k関係を探して、まあ殆どないので、次に、SCSIMIDIなどを物色していて、めぼしいものがなく、もう帰ろうかなあ、と思っていたときに!!

これ、昔、欲しかったやつや~。

しかも税込み550円!!お安い!速攻でGETしました(電車で買いに行ったので帰りの駅までの道のりが重かったw)

「ミュージ郎 スピーカー」の画像検索結果
当時、憧れのDTM環境(妄想)

1989年にRolandから発売されたミュージくんのスピーカーが確かこんなんだったので、その記憶が蘇りました(よく見るとデザイン、全然違うしw)

売り切れてるけど、一応、Amazonにもあった。メルカリでも送料込みで2,000円くらいで売ってるのでもし欲しい人はそれも良いかも。

早速、分解して修理

つないでみると、普通に音はでてたのですが、もう20年くらいは経ってることから、練習も兼ねてコンデンサーを総交換することにしました。

電解コンデンサー準備

今回、調達したコンデンサー一覧はこんな感じで、KMG製で用意しました。

2200μF 25V 1
1000μF 16V 2
220μF 16V  1
10μF 25V 9個 ⇒10μF 50Vで代用
100μF 16V 3個
47μF 25V 3個

予算に余裕がある場合は、オーディオ用のちょっとお高いキラキラしたコンデンサーにするのもよいですね。

オーディオ用コンデンサーのイメージ

分解

2つスピーカーがありますが片方は空っぽですので、こちらは作業する必要はありません。

意味なーし

残りの重い電源が入ってる方を4つネジをはずして開けます。ネジが錆びていたので、同じようなネジに交換しました。(錆取りという方法もあるのでしょうか?)

この、青いコードがつながってるAC1AC2が電源のラインですが、つながったままだと作業しづらかったので、一時的に外して、最後にまたつなげました。

コンデンサー除去

ガンガン、自動ハンダ吸い取り器でコンデンサーはずしていきます。今回もコイツ↓がめちゃ便利でした。

最初、同じような大きさのものは同じコンデンサーかと思ったのですが、よく見たら、3種類くらい異なるものでしたので、どれがどこのコンデンサーだったか覚えておく必要があります。

老眼のせいか、小さい文字が何より厳しい今日このごろです・・・。

植え付け完了

見た感じそこまで電解液漏れなど無かったので、基板をちょこっと綺麗にして、新しいコンデンサーをつけて完了です。

接点復活剤も使ってみる

KAWAIのミキサー修理用に買った接点復活剤があったので、背面のピンジャック(RCA)、コネクタのところに塗ってみました。見るからに劇的に効果を発揮!という感じではなさそうですが、精神衛生上、良いかな、という感じです。

ボリューム部分の修正

古い音楽系機器にありがちな、ボリュームを回すと「ガリガリッ」という状態だったのですが、しつこくボリュームをグリグリ回し続けたらすっかり良くなりました。

復活剤とかCRE5-5-6とかを試す前に、グリグリ回す技を試すといいかもしれません。68の前面ボリュームも同じ方法でそこそこに回復しました。

動作テスト

せっかくなので、今回は先日修理したX68030でMDX再生してみました。

そこまで高価なスピーカーではない(恐らく定価6,000円くらい)のですが、直すことに意味があるということで(笑)

裏面

おしまい

デジモノ

Posted by xbee