
ずいぶん遅めの任天堂Switchデビュー
購入動機はスーパーストリートファイターIIXの対戦がやりたくて
「アーケードアーカイブスで配信があるから最近は基板でゲームしなくなってきた...」そんな話も先日聞くほどに、お手軽にレトロアーケードゲームがプレイできる環境は魅力的です。
アーケードアーカイブス | HAMSTER Corporation
これまでは据え置き型ゲーム機を買っても「プレイする時間が確保できないかも・・・」と思って敬遠していたのですが、知り合いから”SwitchオンラインスパIIXの対戦ができるのでぜひやりましょう!”と持ちかけられて、とうとう近所のビックカメラで購入を決意。
安価なLiteモデルでも対戦はできるが有線のコントローラーを外付けしたければ通常モデルがよく、今から買うなら有機EL版がよいとのことで決めました。
当時はまだ「Switch2」は出ていなかった

購入の口実のためにリングフィットアドベンチャーも購入
Switch用の外付けコントローラー
本体の次はコントローラーの準備です。最近はアーケードゲーム向けのコントローラーを略して「アケコン」と呼ぶらしいです。
アケコンのおすすめ人気ランキング20選【2024年】 | マイベスト
アケコンのおすすめ人気ランキング【PS5対応モデルも紹介!2025年10月】 | マイベスト
いくつかのサイトでSwitch用の外付けコントローラーを探してみたところ案外、選択肢が少ないようです。
プレイステーション用のコントローラーをSwitch用に変換して利用することもできるようですが、まずはそのままSwitchで使えるコントローラーを探しました。
ジョイスティック派は少ない?
株式会社 HORI | ファイティングスティック mini for Nintendo Switch
最初に目をつけたのがこちら「HORI ファイティングスティック」です。

小型で低価格(5,000円くらい)なので、これから始めるのはよいかもしれませんね。2024年には生産終了したのですがまた製造されているようです。難点はボタンやレバーの交換ができないところでしょうか。
静音改造という道
そしてやはり自宅でプレイするときに(しかも深夜に!)、あまり「ガチャガチャ、バシバシ」と操作する音が響くと家族から禁止されてしまいそうです。
今買うならこれ!気になるおすすめアケコン。静音もあるよ。 | ゼトラの箱
そこで、どうやらそういう課題に対処するためなのか、静音レバーと静音ボタンというものが売っているらしく、それに改造(交換)できるモデルを入手しようと思いつきました。
しかし、レバーやボタンが交換できるような本格的なモデルは3~5万円以上とかなり高価のようで簡単には手が出ません。
深夜に自宅で格ゲーしたい需要は少ない?
安価に静音スティックを制作できる選択肢
8Bitdo Bluetooth アーケードスティック for Switch & Windows
さらに調査をしていくと、8bitdoが出しているちょうどよさそうなアケコンを見つけました。

「8Bitdo Bluetooth アーケードスティック」お値段は定価12,800円。
たまたま見た目がきれいなものを見つけたのでメルカリで入手しました。

詳しく解説している動画を見ながら静音化のための改造パーツを秋葉原へ買いに行きました。
静音化改造パーツを秋葉原で調達
千石電商2号店@秋葉原

2024年4月に移転した千石電商2号店へ行ってみました。
ボタンやレバーがたくさん扱ってるのでバッチリと思ったのですが、お目当ての三和の静音レバー(JLX-TPML-8YT-SK)が売り切れでした。

一旦、レバーは後回しにしてボタンを見に行きます。

こちらにボタンはたくさん売っていたのですが、三和の静音はあまり種類が多くなく、こちらの1個400円のボタンを購入しました。

そこでレバーが売り切れだったことをX(twitter)民にヘルプしたところ、「MAK Japanというお店ならあるかも?」と教えていただき向かってみることにしました。
MAK Japan@秋葉原
メインの通りに面したところにありました。

これまでかなり長く秋葉原を利用してきましたが、基板関係には疎いため今回初めて入店します。

入口から硬派な雰囲気がビンビン漂ってくる、かなりアーケードゲームに特化しているいわゆる「ゲーム基板屋さん」のようです。

恐る恐る店内を見て回ると発見しました。千石電商よりも少しお安くゲットできました。
ラッキー!

追加で必要な接続するケーブル(ハーネス)はヤフオクで調達しました。
分解と実装と動作テスト

スペースが大きく取られているため難しいところはあまりありません。

ボタンとレバーに接続するコードを間違えないように接続します。

コンパクトで、さらに無線でも接続できるので便利なのですが、実際にプレイするとコントローラーが動いてしまって若干使いづらいでしょうか。
強力なマグネットを底面につけてデスクに固定するとよいかもしれません。
確かに静音にはなった!が・・・もう一つ
同人アケコンケースとの出会い
同人アケコンにひとめぼれ
前述のコントローラーに満足して、しばらくSwitch用コントローラー熱が冷めていたのですが、その翌年、仲良しの3Dプリンター職人さんに「とある自作のアーケードコントローラー」を見せてもらいとても欲しくなりました。
そうすると、なんと近々イベントで頒布する予定があるとのこと。
うまいこと、イベントでなんとか無事に入手できました。
どこかで見たカラーリング
パーツの調達
千石電商2号店@秋葉原
使用するにはレバーとボタンとハーネスを追加で用意する必要があります。今回も秋葉原の千石電商で購入しました。

前回よりもやや小型のボタンを8個購入します。色はやはりnamcoっぽい黄色をチョイス。

レバーも何種類か使えるようなのですが冒険せずに大人しく、組み立てマニュアルに書かれていた「SELS-70X-01」を購入。

そしてレバーに取り付けるボールはサイズがいくつかあるようで、小さめ(30mm)と通常(35mm)で迷ったのですが握りやすさを優先して通常サイズに。

最後にレバーとボタンを基板とつなぐハーネス(ケーブル)を購入。
分解と実装
詳細な組み立てマニュアルが付属していましたのでそのとおりに進めました。

ネジを外すと裏ぶたが開きますので、コードに注意します。

アクリル板を固定しているネジが途中から「□」になっており、その部分が固くて抜けない場合は、プラスチックなどやわらかいものを隙間に差し込んで浮かしてはずしました。
力を入れすぎないように注意

アクリル板の保護シートはマニュアルにも「はがしにくいです」とあり、強力なテープがなかったので、ツメで少しずつ剥がしました。

ジョイスティックをネジ止めします。

アクリル板に仕込むシートはPDFデータが支給されており印刷するだけで簡単です。
オリジナルなシートを作るのも楽しそう

シートを挟んでから、ボタンをはめ込んでいきます。

ジョイスティックにボタンと基板をハーネス(ケーブル)でつなぎます。

動作テスト

ケースの中がギチギチなので雑に閉めようとするとこのようにアクリル板が浮いてしまうので、ボタンのコネクタをハの字にするなどしてケーブルをうまく逃がして、基板と当たらないようにしましょう。
実はここが一番難しい

Switchと接続すると小さい画面で、操作しているレバーやボタンの様子が確認できます。
最初、Switchが反応せず何か壊してしまったか......と焦ったのですが、USB-Cのケーブルが結線が足りず充電しかできないものだったようです。
安物ケーブルには要注意
実際にプレイしてみましたがコンパクトなので固定されにくいかと思いきや安定しており、これならガンガンに対戦もできそうです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。

改めて2つのアケコンを比較してみると大きさの違いに驚きます。

以前、自作キーボードの組み立てにトライしたことがありますが、自作ジョイスティックもかなり楽しいのでオススメです。
