X68000初代をフルメンテナンスしてサイバースティックでアフターバーナーを遊ぼう~その3~

前回は、X68000初代の本体分解と電源ユニットのメンテナンスでした。

今回はメインボードのメンテナンス

これまで修理してきたX68030やXVIと異なり、電解コンデンサーの全交換以外に、初代のメインボードでは蓄電池の劣化によるクリスタルオシレータへのダメージがある場合、そこを交換しないと画面が映らないそうです。

この右にある電池が諸悪の根源らしい。

交換用クリスタルオシレータは特注品

X68000修理マニュアルによると、一般的に販売されているオシレーターではなく、特殊な周波数らしく普通にお店では買えない。

そこでどうするかというと、これまた修理マニュアルによると「CPPT1-HT0PT-ND」という型番のプログラマブルオシレータで、15KHz出力用に"38.86363MHz"と、31KHz出力用に"69.55199MHz"を用意するらしい。周波数をプログラムできるなんて凄い時代。

しかし、Digi-key(マルツオンライン)を見たところ、生産中止とのこと。

OSC PROG TTL 5V 50PPM EN/DS CPPT1-HT0PT Cardinal Components Inc.製|電子部品・半導体通販のマルツ :

生産中止ってなんやねん。。。

生産中止にめげずに同じようなオシレータを探す

仕方ないので、できるだけデータシートを見て同じようなスペックのものを探したのがこちら。

OSC PROG TTL 5V 50PPM EN/DS CPPLT1-HT0PT Cardinal Components Inc.製|電子部品・半導体通販のマルツ :

こちらも生産終了予定品。危ないな。。。うまく行ったら、追加で買っておきたいところ。1つ755円也。

■ご注文内容
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注文日時 : 2021-03-14 13:35:13

【ご注文商品】
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商品名     :【CPPLT1-HT0PT】OSC PROG TTL 5V 50PPM EN/DS
数量       :2 個
単価(税抜) :¥754.55
総額(税抜) :¥1,510
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注文時に、希望周波数を入力するのですが、うまく伝わらず未プログラムのオシレータが来ても意味がないので(自分でプログラムなんてできない!)サポートに念押しの確認メール

いつも、マルツオンラインをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お問い合わせいただきました件についてご案内させて頂きます。

>38.86363MHz  1つ。69.55199MHz  1つ。合計2つ。
ご指定の周波数にて、デジキー社へ手配を致しております。

大丈夫とのこと。まずは、一安心。

1週間も待たずにオシレータ到着

3/14に注文して3/20に配達されてきました。Digi-key経由なのでもっとかかるかと思ったのですが、1週間かからない感じで早かったです。

のっぺらぼーのオシレーター。どっちがどっちかわからなくなるのでテプラを貼っておく(スペシャルサンクス長女)

果たして使えるのかどうか!?

メインボードのオシレータ交換

それでは、早速、調達したオシレータに交換していきます。

X68000の初代のロット違いによって、この垂直に取り付けられているところが、垂直なっていないバージョンもあるそうで、その方が電池が噴いていてオシレータが死んでる確率が高いんだとか。

基板裏面に謎のセラミックコンデンサがついているので、一度外して、オシレータを交換後、同じように取り付けました。

中々オシレータが抜けにくかったのでマイナスドライバーで少しずつ持ち上げながらハンダを溶かしました。

無事に2つとも外れました。

新しいオシレーターは古いオシレータと仕様が異なるため、不要な1番ピン(角が角ばっているところ)のピンを折って、絶縁テープを貼りました

角の部分をシルク印刷と合わせて取り付け完了。果たしてうまく動くかな?

メインボードのコンデンサー交換

続いてメインボードのコンデンサー交換です。

基板は他のX68000シリーズと大きく異る2階建ての構成になっていて、電解コンデンサーが1階が20個、2階が2個ついてるので、これらを全て交換します。

どんどん外していきます。基板が大きいので裏返して位置を確認したるするのが大変です。

なんとか交換完了!ついでに電池も外しておきました。

メインボードの電池交換

事前に秋葉原の若松通商で2020年11月に調達しておいた、電池「VARTA 3/V80H(866円)」を取り付けていきます。

注意するところは、「+」「ー」くらいでしょう。

アマゾンでも売ってたことがあるようですが今は品切れ中のようです。これもオシレーター同様に予備を確保しておくのが良いのでしょうか。

今回はここまで。次は下部基板(コントロール基板)に着手していきます。コンデンサーも33個と、シリーズ共通の最強に多いので心してかかっていきます!

おまけ サイバースティック調達状況

未だ、サイバースティック確保できず。なんか、68周りのブツがどんどん品薄になっていきそうで大変です~。