憧れのX68000をとうとう入手したは良いが、本体のみで付属品がない…、というケースの方は多いと思います。
やっぱりパソコンというからにはキーボードはほしい！
そうですよね。いくらゲームメインといってもキーボードがないとかなり不便です。
でも「X68000 キーボード」で検索したらイロイロ出てきてどれが良いか分からない…。
それではX68000用キーボードについて解説していきます。
X68000用キーボードの特徴
X68000用のキーボードは非常にキーが多く、重厚な作りをしています。
LEDが使われているキーも多くあり、プログラムから点灯操作ができるようになっています（ゲームのコットンの起動時に見られます）
モデルによりスイッチごとに独立している「メカニカル」と１枚シートの「メンブレン」があります。
うちのX68000にはどのキーボードを買えばいいの？
一番大事なポイントですが、X68000用キーボードは全機種共通の仕様なのでどれを買っても使えます。
例えばレトロPCの「NEC PC-8801シリーズ」では、キーボードが機種によってTYPEが異なるため使えなかったりするので大変厄介です。
そんな心配がX68000にはありませんので、どれでも好きなものを入手しましょう。
X68000用キーボードの種類
どれでも使えるのですが「自分好みのものを選びたい！」というのもあると思います。
細かく見ていくと付属していたX68000ごとに実は8種類に分かれるようです。
| 対応するX68000本体 | キーボードの色 | X68000バッヂの色 |
| X68000初代、X68000ACE、X68000EXPERT | グレー | ブラック |
| X68000初代、X68000ACE、X68000EXPERT | ブラック | グレー |
| X68000EXPERTII、X68000PROII | グレー | ゴールド |
| X68000EXPERTII、X68000PROII | ブラック | ゴールド |
| X68000SUPER、X68000XVI | チタンブラック | ゴールド |
| X68000Compact | グレー | ホワイト |
| X68030 | チタンブラック | レッド |
| X68030Compact | グレー | レッド（ステッカー加工） |
大きく異なるところはキーボードの形状です。
- 一番良く見かける「マンハッタンシェイプ用」
- 小型の「Compact用」
- 打ちやすい「PRO用」
の3種類に分かれます。
1つずつ見ていきましょう。
１．マンハッタンシェイプ用
現役時代、毎日使い込んだのがコチラです。今でこそ人気のALPS軸を利用したメカニカルスイッチで、カチャカチャとした軽快な打鍵が魅力です。
キーボードの左右にマウスを接続する端子があります。
２．Compact用
こちらはカチャカチャというよりは、カタカタという感じの打鍵感で少し音も控えめです。とにかく小さく使いやすいので日本の住宅事情にも優しく、最近はこちらを普段使いしています。
３．PRO用
こちらは一番大きいタイプのキーボードでキーの配置が曲線になっており、長時間利用するには一番疲れにくいキーボードになっています。
また、形状以外の違いとしてはキーボードの右下にある「X68000」のロゴ部分がキーボードによって異なります。
あくまで見た目が違うだけで機能は一緒
個人的にイチオシはやはりXVI用のチタンブラック＋金バッジモデルでしょうか。
X68000用キーボードの入手方法
現在では新品での入手はもちろんできませんので、できるだけ程度の良さそうな中古品を粘り強く探しましょう。
取引相場としては、最近はX68000関連の中古市場がかなり高騰しており、キーボードはジャンク品（キーが無いとか）でも10,000円くらい、通常品で20,000円くらい、美品だとそれ以上で取り引きされているようです。
メルカリで時々掘り出し物が出てたりする
注意点としては裏面のスタンドが折れている場合があり使用において支障はありませんが、BEEPなどで在庫があればスペアの部品が手に入ります。
[TBTS-EGY2] X68000 ツインタワー機キーボード用 チルトスタンド グレー / ましろん｜BEEP ゲームグッズ通販
他にはCompact型キーボードのカールコードは他のキーボードと違い、普通に使っていてもボロボロになっていきます。
交換品が入手できれば取り替えるのも良いでしょう。
X68000キーボードケーブル for X680x0 compact [svg-kbc02] / svg｜BEEP ゲームグッズ通販
応急処置なら液体ゴムで補修する方法もあります。
稀に故障しているジャンク品もありますが、X68000用キーボードはかなり頑丈な作りをしているのでよほどことがなければ使えます。
長く使う場合はキーボードの中の電解コンデンサーを交換メンテナンスしましょう。
X68000用以外のキーボードを接続する方法
純正のキーボードが入手できない場合には、オフィシャルな方法ではありませんが巷のUSBキーボードを変換してX68000へ接続する方法があります。
即売会やBOOTHなどのサイトで時々販売されますが、売り切れの場合も多いので気長に待ちましょう。
USB接続で無線にすることもできる
今ではZUIKI社のX68000ZのUSBキーボードも入手できるので、それをつなぐのも1つの手です。
ZのキーボードにはX68000モードもあるし！
X68000キーボードの裏技
X68000ならではのお遊び機能がついています。開発者の遊びココロですね。
- 「OPT.1」キーと「OPT.2」キーを同時に押すと電卓が呼び出せる
- キーボードの両端についている端子にマウスを接続できるUSBハブのような機能がある（マンハッタンシェイプ型のみ）
- 「F1」＋「F2」＋「F3」を押しながらキーボード接続でLEDがランダムに点灯、「記号入力」＋「登録」＋「HELP」を押しながらキーボード接続でLEDが順番に点灯
- 裏ワザというかハードウェア仕様によるバグ技ですが、高速にタイプすると押してないキーが表示されます（ex.copyと打つとcoxpyになったりする）ダイオードを入れて改善する改造をする業者が当時ありました
まとめ
いかがでしたでしょうか。できればX68000実機にはオリジナルのX68000用キーボードを入手して使ってみて欲しいです！
