すっかり、滞っていたX68030compact修理記録
前回の更新からかなり間が空いてしまいました・・・・とりあえず、できる範囲で修理を進めてきましたが、結局改善できず。
いよいよ、八方塞がりと思われましたが、あと、できることとして、X68000シリーズにはどの機種にも内蔵されているROMデバッガという機能があります。
名前だけ知っていましたが、これを利用してどこで起動中に止まってしまっているのかを調べてみます。
X68000のRS-232Cを利用するので、25pinのクロスケーブルが必要になるということはわかったのですが、ここでも少しハマりました
(おとなしく、9pinクロスとUSB変換を購入して、Windowsでやるという方法もあったのですが苦笑)
結局、最初のケーブルは結線が謎におかしく、2つ目のケーブルはリバースって書いてあるのに届いたのがストレート・・・。
やっとこさ3本目のこいつで、うまくいきました。
3本目もうまくいかないことのことを考えて、変換アダプターも安かったので買いました(こんなに一杯、次、いつ、使うねん、と・・・)
準備~ROMデバッガ起動
ケーブル接続
入手したクロスケーブルで、030compactとモニタするための030をつなぎました。特に注意点はありません。
モニタするPCの準備
いわゆるターミナルソフトが必要なのですが、当時使っていたMuTermが見つかりません。
代わりに(?)TMNを見つけたので、TMSIOを常駐させて待機させました。色々懐かしいです。
いよいよROMデバッガ起動
ROMデバッガを起動する方法はいくつかあるのですが、今回は、起動⇒インタラプトボタン⇒エラーが発生しました⇒OPT.2を押しながらRESETボタン⇒インタラプトボタン、を押すと今度は画面に何も表示されません(エラーが出ません)
デバッガが起動しました。
こちらを識者のGIMONSさん(XM6typeGの作者)に見ていただいたところ、FDD周りがおかしいということで、IO関連のPEDECなる、カスタムチップがおかしいという線が濃厚そうとのこと(もちろん、その限りではないわけですが・・・)
カスタムチップの故障・・・・とても手に負えそうにないと思い、この日はいつもの不貞寝をしました。
PEDEC(IX1604CE)の断線確認
翌日、気を取り直して、PEDECの情報を探してみることに。取り急ぎ、サービスマニュアルを見てみますが、滲んでよく見えない・・・。
P13 /IACK5
P14 /IACK4
P68 /IACK
P70 /IRQ1
このあたりのチェックをということらしいのですが、どう手を付けたら良いかわからないままになっていました。
もし、カスタムチップをつけなおすとなると、自分では厳しいので、こういう↓ところにお願いする手もあるらしく。
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ただ、問題が特定できていないので、一旦、組戻すことに。無念。
その後、電源のFANを交換して、030compactとの戦いは一旦幕を閉じました。
教訓
伊達に出品時にコンデンサー交換しましたがだめでした、と書いてなかったですね。
やはりマザーボード上の故障となるとハードルが高すぎました。残念無念。誰か直せる人のところへいきますように・・・。