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【HDMIがない】X68000実機でゲーム動画のキャプチャー方法

この記事のポイント

  • 動画キャプチャーユニットはHDMI入力のみ対応が多い
  • X68000の映像出力をHDMIに変換する必要がある
  • 変換するためにはXPC-4以外の選択肢があまりない
えくしび
えくしび

SNSでゲームのプレイ動画をよく見かけます

近頃は任天堂Switchやプレイステーション5など本体に動画録画機能があるゲーム機も多いのですが、X68000には当然そんな洒落た機能はありません。

X68000実機の画面キャプチャーを取るときは、画質そっちのけで仕方なく手持ちのスマホ(iphone)でそのまま画面を撮影していました。

そう思っていたところ、以前より検討していたX68000ユーザ御用達の電波新聞社のアップスキャンコンバーター「XPC-4」が手に入ったので動画キャプチャー環境を作成してゲーム動画のキャプチャーをやってみました。

マイコンソフト「XPC-4」製品ページ によると、2008年発売。それでもまだ需要がありすごいです。

税別で定価39,800円。新品での入手は難しいため、中古品で探すしかなさそうです。

たまたまいつもお世話になっているX68000関連の知人から、箱なしリモコン付きのXPC-4を譲っていただきました。

マニュアルは正式版がネット上にあります。

2han_XPC4_MANU2014_04_10FIX1.indd

あくまでこちらはX68000の映像信号をHDMI(正確には一度DVI)に変換する機械ですので、次にその信号を録画する機械を用意します。

すでにXPC-4からX68000映像の録画実績があるものを紹介いただきました。内蔵SSDと外付けUSBに録画データを保存できるようです。

Game Capture HD II(AVT-C285) | 比較する | AVerMedia :

特にこれでなくてもHDMI入力から録画できる装置であればよく、「ゲーム実況」などで使っている機材からチョイスするとかでしょうか。

今回はたまたまオークションで手頃なのを発見。

2013年製ということもあり送料込み3,000円くらいで入手でき、120GBのSSDもついてお得でした。

下記の順序で接続してみました。

映像:X68000(アナログRGB)⇒(D-SUB15 to D-SUB15変換コネクタ)⇒XPC-4(アナログRGB)⇒(DVI to HDMI)⇒AVT-C285(HDMI)

音声:X68000(背面LINEOUT端子)⇒(ミニステレオジャック to RCA)⇒AVT-C285(RCA)

AVT-C285を起動してファームウェアを確認するとやや古かったので、1.0.30から、最新の1.2.5に更新しました。

ダウンロード | サポート | AVerMedia

AVT-C285:FW Update_20161214.pages

えくしび
えくしび

文鎮にならないかドキドキ(無事完了)

こちらも詳しい使い方の書かれたサイトがありましたので参考にしました。

VIPで初心者がゲーム実況するには - AVT-C285の使い方

まずは内蔵のSSDを録画先に指定してからUSBメモリーにコピーして、WindowsパソコンからYoutubeへアップロードしてみます。

キャプチャしたデータの音が小さい場合には、設定の中に音声の調整項目がありますのでそこで調整できます。

早速、X68000の人気ゲーム「超連射68K」のリプレイデータをキャプチャーしてみました。

ゲーム起動後に画面がはみ出す場合はXPC-4のリモコンの「自動調整」ボタンを押します。

あとはAVT-C285の録画開始ボタンを押してひたすら待ちます。

全2周ALLクリアの2,000万点超えの動画なので1時間近くかかり、結果、8GBくらいのmp4データになりました。

こちらはSuperStarShooter V2というシューティングゲームのリプレイデータです。

どちらの動画もキャプチャーしたmp4に比べると、Youtubeにアップロードしたことで少し映像が劣化してますのでご容赦ください。

当然、Windows版X68000エミュレーター上での録画の綺麗さには負けますが、充分実用的と思えました。

また、私の使い方が良くないのかもしれませんが、動画データの移動の際にUSBメモリを差し込むといつも「データが壊れていて修復しますか?」が出るのが気になりました。

  • X68000の映像をHDMIに変換できれば録画は難しくない
  • 1時間録画で8GBくらいの保存容量が必要
  • 最新コンシューマーゲーム機での録画と比べるとかなり難易度は高い

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