
レトロPCに外付けコントローラーをつなぐ
X68000やMSX、FMTOWNSやPC8801など、レトロPCでゲームをするには当時はキーボードで遊ぶことも多かったのですが、やはりジョイスティックやジョイパッドなどの外付けコントローラーが欲しくなります。
いまどきのゲーム機のコントローラーであればUSBか無線(bluetooth)でつなぎますが、レトロPCにつなぐにはATARI仕様と呼ばれるコネクターでつなぐことが多いです。


例えばこんな感じのジョイパッドを私も愛用していましたが、最近のレトロPCブームのせいか中古でも5,000円以上で取引されることも多く、だんだんと入手が難しくなってきました。
ファミコン用のコントローラーはレトロPCで使える?
そんな令和6年1月某日、秋葉原で知人とランチをしたときに面白いものを見せてもらいました。
ファミコンの外付けコントローラーをMSXやX68000で使えるようにするコンバーター - AKIBA PC Hotline!
ファミコンの外付けコントローラーのコネクタをATARI仕様に変換できる同人ハードウェアで、名前こそMSXと入ってますがX68000でも使えるようです。
例えば、あのクセの強いPAXパワーグローブもつないで遊べちゃうとか。

必要な部品も秋葉原で集まるようでしたので早速、作ってみることにしました。

ファミコンも発売40周年なんですね
FAMSX基板と部品の購入
まず、これがないとはじまらないFAMSX基板は東京ラジドデパート1Fにある家電のKENちゃんで780円(税込)で購入しました。

基板だけなのでお安かったです。同じく秋葉原のBEEPでも取り扱いがあったようですがこの時は売り切れていました。
次にFAMSXに付属の説明書にしたがって、コンデンサーやIC、抵抗などパーツを秋月電子と千石電商で買い集めます。

15ピンと9ピンのD-SUBコネクタだけ売り切れていたのでヤフーオークションで調達しました


もちろん部品がセットになったキットの方が楽ですが、自分で買い集めるのも楽しいです。

なんでもそろう秋葉原は最高!
部品の取り付け(はんだ付け)

基本に従い小さい部品から取り付けていきます。すべて表側の面から取り付ければよいので特に難しいところはありませんでした。
普段からはんだ付けをしている人でしたら30分足らずで完成すると思います。

はんだ付けの練習にちょうどいいくらいの分量です。

ファミコン用外付けコントローラーの調達
動作テストをするために、いまさらファミコンの外付けコントローラーを調達することにしました。

本末転倒な気もするけど気にしない
ファミコンを初めとしてレトロゲーム関連が充実しているお店として秋葉原で真っ先に思いついたスーパーポテトをのぞいてみます。
ATARI仕様のコントローラーよりは入手しやすいかと期待したのですがそこまで激安というわけでもなさそうでした。

ATARI仕様用よりはちょっと安いかな?くらいだったので、結局メルカリを利用しました。

ジョイカードmkIIとかでも良かったのですが結局、見た目が楽しいジョイボールにしました。
箱付きの美品で送料込み2,200円だったのでよしとします。

「君もファミコンチャンピオン!」「ハイテクなフォルム!」昭和感バリバリでたまりません。
何と言っても世界初連射機能付きのコントローラーで当時すごく欲しかったです。

やはり操作は難しかったです
X68000で動作テスト

こんな感じにX68000のジョイポート1につないでみます。ハダカ基板なのでショートには気をつけましょう。

サクッと問題なく動きました。連射ももちろん使えます。せっかくなので超連射68kで遊んでみました。
公式マニュアルに接続NGなゲーム機についても書いてありましたのでご注意ください。