SHARP純正MIDIボード CZ-6BM1 ゲット
ふいに手に入れた2枚目のMIDIボード
ジャンクX68000を手に入れたら、拡張スロットに挿さっていました。
全体的にちょっと錆気味ですがいつものこと。
とりあえず、動作チェックしようと思ったら、おや、コネクタがなんか小さいことに気づく・・・
「そうだ・・・MIDIコネクタ(プラグ)がminiDIN型だった・・・」
一般的なMIDIケーブルがそのままだと使えないんですよね。
ジャンク入手ゆえの悩み
こちらの商品、正規購入時にはオスminiDIN<->メスDINの変換ケーブルが付属してるのですが、今回はボードのみの入手だったのでそれがうちにはありません・・・。(時々きちんとついて売ってることもあり、自分も過去所有していました)
このままオークションで変換ケーブルが手に入るのもいつになるかわからないので、自作してもそこまで難しくないだろうと決断。
X68000用 MIDI変換ケーブル | 同人ハード(キット),chiptuine.tips | | 家電のケンちゃん(@kadenken)
⇒一応、いざという時には店頭でも手に入るようですが、1本4,280円と、中々に中々のお値段のため、いったんお見送り。
専用のMIDIケーブルを作ろう
部品の調達
標準のMIDIケーブルは以前にHARD OFFで大量に確保してきたのがあるので、それをぶった切ってminiDINコネクタをつなげるのが一番速いと思い、足りないコネクタだけを探すことに。
MP-371/6 ピンジャック・DINコネクター 1個 マル信無線電機 【通販モノタロウ】 38905036 :
とりあえず、これが見つかりました。
そうしたら、こちらのはコネクタの途中が干渉してスロットカバーをつけてるときちんと奥まで挿さらないらしく、twitterでこっそり教えてもらった別の電子パーツショップでパーツを購入。
こちら。ホシデン ミニDINコネクター。1つ、176円(税込)
お安いけど、送料が600円くらい。まあ、アキバまでいけないし、今後のために?10個購入!(と思ったら在庫がなくて6個に)
あとはうまく作れるよう祈るだけ・・・。
注文して3日くらいで届きました。
ピンアサインの確認
ただのケーブルなので結線するのみなのですが、どれをどこにつなぐのかを確認。
MIDI用 miniDIN-5pin > DIN-5pin変換ケーブル作成 :
ワンボードマイコンを作ろう!(8080、Z80マシン語からBASICまでこれ1台でこなせます) :
自作しているサイトを見つけたので情報を見るも、ピンアサインが微妙に左右が逆で、どっちが正しいのやらと思ってよく見たら、片方はメスコネクタにつけていたので、あってたみたい。
改めて、
miniDIN to DIN adapter for Creative LivedriveII MIDI IN and MIDI OUT pinout diagram @ pinouts.ru :
これによると
<ー>
のようなので、まずはこれの「2,4,5」のみつなげば使えるようです。
Microsoft Word - ca33-J.doc : こういう情報もあるとのこと。
部品準備
・HARDOFFで100円で買ったMIDIケーブル
⇒こちらですが、何でも良いかな、と思ったのですが、ケーブル部分が太くてしっかりしたやつだと、コネクタのハウジング?の穴が通らず、結局作り直しになったので、要注意です。
※ちなみにこちらが、太くて失敗したケーブルです
・上記のパーツショップで買ったmini DIN 5Pのコネクタ
上記で1セットです。2組あるパーツは、上下(左右?)で微妙に違うパーツなので要注意です(間違ってるときっちりしまりません)
工作開始
MIDIケーブル切断
切断後、ケーブルにカバーを通すのを忘れずに(後から気づくとはんだ付けをやり直すことに・・・)
MIDIケーブルの加工
ケーブルの被覆をニッパーではがすと導線がでてくるのですが、失敗した太すぎたケーブル(その1)は導線が4本のみで、シールド(金網みたいなやつ)が文字通りシールドの2番につながっていました。
リトライした2本目のケーブルは導線がシールド含め5本出ていて、はんだ付けがずいぶんとやりやすかったです。
こればかりは切断してみないとわからないので運任せといったところでしょうか。
結線箇所の確認
テスターを使って、どのピンがどの色の導線か確認します。ケーブルによってどの色が何番かはマチマチのようです。
ちなみに上記のコードでは、「2:赤」「4:茶」「5:橙」でした。
miniDINコネクタにはんだ付け
予想していたとおり、ここが一番苦戦しました。万力があればコネクタを固定してハンダ付けしやすくなるのですが、持っておらず・・・
ハンダ付けしてるとコネクタのピンも熱くなり中々大変でしたが、どうにかこうにかくっつけました。
余裕があれば熱収縮チューブをかませて絶縁し、金属のカバー部分と固定できるとベストのようですが、取れたらまあ自分で直せばいいや、、、と手抜きしました。
最初、結線が間違っておりMIDI音源が反応せず、、、地道に結線を確認したらうまくいったときは嬉しかったですね。
カバー装着
カバーを付ける前に動作テストをしてうまく動作しているようだったのでカバーを被せて完成です。
「⇒」みたいなののがうまい位置にくるように押し込みます。
動作テスト
純正のスロットカバーとの干渉が懸念されましたが動作しているので、届いている?ようです。
MIDIボードも問題なく動作しました。MIDIボードってそうそう故障したって話聞かないですね。頑丈なのでしょうか。
メンテナンス
頑丈かもしれませんが、せっかくなのでMIDIボードをメンテナンスしました。
基板の洗浄
・IPAを霧吹きでかけて、歯ブラシでゴシゴシ
・アルカリ電解水を吹きかけて、歯ブラシでゴシゴシ
・中性洗剤(洗面所にあったキレイキレイ)をかけて、歯ブラシでゴシゴシ
⇒水洗いして拭き取って、ドライヤーーで感想させ、洗濯物と一緒に浴室乾燥(完了)
電解コンデンサー交換
3箇所だけだったので、さくっとやってしまおうかと。
同じ耐圧のものが手元に無かったので、あったもの(赤字)で交換しておきました。
耐圧 | 容量 | |
C1 | 10V(16V) | 100μF |
C23 | 16V(25V) | 47μF |
C25 | 10V(16V) | 100μF |
おかげさまでコンデンサー交換もそこそこ上手くなりました。
端子の清掃
先日、奮発したこいつで入出力端子部分をキレイにしました。
まとめ
汎用性を考えると、DIN5pinのメスコネクタを買って純正品のようなケーブルを作るのがベストなんでしょうが、ハンダ付けの箇所が2倍になるのはちょっと躊躇ポイントでしょうか。
どうしてもという時も、オス<=>メスか、メス<=>メスの延長ケーブルがあれば、事足りるので今回はもうこれでよしとしました。
せっかくなので、半分にちょん切った残りのケーブルでおんなじものをもう1本作っておきました。MIDIキーボードでも買って打ち込みでもしない限り、使う日はこないかもですが(笑)
おしまい。