GSタワー建造中(サグラダファミリア感)
SC-88Proはすでに持ってたのですが、GS音源タワー建造のために、SC-88もヤフオクでゲットしました。
液晶表示がおかしいということで、格安の3,000円(そもそもこれが悲劇のはじまりだった)
まあ、SC-55系で慣れてるからなんとかなるでしょう・・・。
メンテンナンス
分解
側面のネジ4本、背面のネジ3本(うち、中央のネジだけ少し長い)をはずします。特に難しいところはありません。
基板が2枚入っていて、中はちょっとややこしい感じです。
ボタン電池はさくっとはずして、液漏れを確認。
電源用のでっかいトランスとシールド版みたいなのがあるのがSC-55系と大きく異なるところですね(電源内蔵MIDI音源のため、ACアダプターいらず)
適当にバラバラにします。コンデンサーたくさんですね・・・。
コンデンサー交換
メインボード(29個)
すべてラジアルリードタイプの電解コンデンサー
個数 | 耐圧 | 容量 | 備考 | |
C160,C161,C163,C167 | 4 | 16V | 10μF | |
C119,C120,C122,C123,C138,C140 C146,C147,C148,C149,C156,C159 |
12 | 16V | 47μF | |
C117,C118 | 2 | 50V | 1μF | |
C103,C121,C130,C133,C137 | 5 | 16V | 100μF | |
C106,C109 | 2 | 25V | 470μF | 50V品で代用 |
C104 | 1 | 25V | 4.7μF | 50V品で代用 |
C158,C159 | 2 | 16V | 220μF | |
C105 | 1 | 16V | 3300μF |
サブボード(6個)
すべて表面実装タイプの電解コンデンサー(これが、液漏れしていて諸悪の根源という)です。
注意点は特になしですが、こいつらのせいで断線している可能性が高いようです。
個数 | 耐圧 | 容量 | 備考 | |
C11,C23,C42,C44,C49 | 5 | 16V | 10μF | |
C38 | 1 | 16V | 100μF |
動作テスト
ぼがーん。
液晶表示が謎に不安定・・・。コンデンサーだけでなく、基板のどこかが断線しているようです・・・・。
あちこち、ネットの情報を見ながら手当てしてみるも効果なくお手上げ・・・。
結局、修理の師匠にお願いして修理いただきました(早く、自分でできるように腕を上げたい・・・)
師匠の修理記録はこちらからどうぞ
原因はリセット信号の断線だったようです。
SC-88修理。
液晶が右画像のようになるやつ、
暫くメイン基板の断線探ししてましたが、
試しにSC-88Proの液晶に基板繋いだら表示された。
私、前にこの不良の修理した記憶があるのですが、
ケーブルの接触不良だったんじゃないか?
程度の薄い記憶(w
ケーブルを中途半端に挿すと右画像のようになる。 pic.twitter.com/3u9Q80eAoE— 佐藤 (@WalCure) October 16, 2022
無事に完成
X680000の実機で出たな!ツインビーで、動作確認!ばっちりでございました。
さて、次は88Proかな・・・。
参考情報
Roland SC-88Proの修理:電解コンデンサ交換 | ごはんたべよ
ワンボードマイコンを作ろう!(8080、Z80マシン語からBASICまでこれ1台でこなせます)
Roland SC-88 x3台 治った。
2コイチ、3コイチのつもりで集めたジャンクだったけれども、サービスマニュアル掲載回路図のおかげで原因特定ができました。どれもMainBoardの電解コンデンサ液漏れによるパターン腐食でした。 pic.twitter.com/uIkXWb7DT9— kazu (@kazu0510reactz) January 18, 2020