これまでにも色々なレトロPCモニターを試してきましたが、2018年ごろから「cocopar」や「WIMAXIT」なる中華製の液晶モニターが出回り始めました。
なんでも、15KHz、24KHz、31KHzが映るとのこと。
早速入手しようと動いたときにはcocoparはすでに品薄で入手難となっており、その後のWIMAXITも気づいたら販売終了していました。
よってもはや幻となってしまったのですが、これから中古で入手する方向けの情報として残しておきます。
WINMAXIT(11.6インチ)を購入
cocoparを入手し損ねた、そんな時に、期待の新星モニター「WIMAXIT」が登場しました。
いくつか種類があって、モデルによってはサイズ違い以外にアナログRGB入力がない等の違いもあることから、今回は11.6インチのモデルを購入してみました(ちょうどセール中で1万円くらいになっていました)
現在では販売はされていません
最近珍しくなくなりましたが、かなり簡素な感じのパッケージです。空き箱の保管場所の確保も悩ましいので、これなら捨てても気にならないかもしれません。
開けてみるとプチプチでくるまれてるだけでやはり簡素です。
付属品は、ACアダプターと100円均一で売ってそうなモニタースタンドにHDMIケーブルと簡単なマニュアルです。
ACアダプターがたくさんあるので、他のアダプターと間違えないようにテプラを貼っておきました。
大きさに対してびっくりするくらい軽いので、とても頼りない感じですが持ち運びはしやすそうです。
モニターの角が鋭く尖っているので手を切ったりしないか少し心配です。
LCD-8000V(8インチ)との大きさ比較
レトロPCモニターの王者!8000V
愛用のLCD-8000Vと比較してみました。
3.6インチ、大きさが違いますが、8000Vはベゼルが厚い分、大きさの差が縮まっていますが、やはり11~13インチくらいのサイズが見やすいですね。
ゲームで各周波数の表示テスト
X68000の「メタルサイト」で表示テストしてみました。
31KHzはいい感じに表示されています。解像度と周波数の表示がやや怪しい感じですが流石はIPS液晶ということで、明るくて大変見やすいです。
ディスク交換の画面も、解像度と周波数はこんな感じで都度表示されます。
15KHzだと、自動調整しても文字が欠けてしまい残念な感じでした。
仕様なのかもしれないのですが、画面モードが切り替わったりパソコンをリセットしたりして映像信号が途切れると、モニターの電源も切れるときがあり、その都度、電源を入れ直す必要があるのは微妙でした…。
24KHz入力も試しましたが、やはりうまく表示できないようでした。
x68000:game_notes [NFG Games + GameSX] : 市販ゲームの表示周波数情報が載っているサイトを参考にしました。
ファームウェアのバージョン確認
MENUボタンを押しながら電源を入れるとファームウェアのバージョンなどが確認できる画面がでます(※ご利用は自己責任で)
購入前にファームウェアのバージョンが確認できると、レトロPCで使えるモニターを見つけやすいかもしれません。
まとめ
X68000の31KHz専用で使うには画面もキレイで持ち運びもしやすく、HDMI入力で1920x1080も映り音も出せるので便利です。
すでに31KHzを映せる小型モニターを持ってる場合には魅力がやや薄いのと、それでも1万円以上出すのであれば中古のLCD-8000Vをもう1台、予備に押さえる手もあるかもしれません。
とはいえこのサイズのモニターでVGA入力がついている液晶は希少なので、1台はcocoparかWIMAXITを持っておくのもありでしょう(ただし、レトロPCが映るロットであれば)
そんな中、まだ販売中の後継機種の情報をいただきました。VGA入力もあるのでもしかしたらレトロPCも映るかもしれません!(未確認)