コンデンサー交換だけで終わると思っていたら全然甘かった
ゴールデンウィークならぬ、我慢ウィーク最終日ですね。
↓前回の分解編の続きです。コンデンサーが中々到着せず、時間が空いてしまいました。コロナウイルスの影響でしょうか・・・
ターゲットはメインボードと電源(SH-7)
まずは部品点数の少ない電源(SH-7)から着手
こちらの小型の電源のコンデンサー交換から着手しました。電源は入るのですが、悪化する前の処置です。
カバーの部分をはずすのにちょっとしたコツが必要です。クリップのような金具で図の上部2箇所、噛んでいる部分に気づくのに少し時間がかかりました。
コンデンサーの除去は慣れてきたのか、サクッといきました。
垂直になっている基板は取り外さなくてもいけました(手抜き)が、はずしてきちんと洗浄するのがベストでしょうね。。
今回は電源は故障まではいっていなかったので、そこまで基板にもダメージがなさそうでしたので、ちょこちょこっとアルカリ電解水>エタノール>フラックスクリーナーでお掃除します(当然、よく乾かします)
この、200V 270μFのコンデンサーが入手しづらいので要注意です。
あと、この耐熱チューブは、1つだけ必要なコンデンサがあるので調達。元々のは住友電工が作ってるので、スミチューブというらしい。
材質がオリジナルと近いのは最低1mからで700円くらいしたので、「こんなにたくさんいらない・・・」と、ちょっと材質違うので硬いのが200円ってのを見つけて、それにしました。それでも、こんなにたくさんいらないんだけど(次、いつ使うことあるだろうか。。。欲しい人いたら、分けますw)
最後に、ファンの音がなんか変な感じなので、同等品に交換したいところですが、似たようなファンはあるようですが、ネジの位置や厚みが異なるようで、一旦、後回しにします。
続いて、メインボード
サクサクとコンデンサーをはずしていったところでトラブル発生!
ガーン!基板上のパターン(ランド)が剥がれてしまったじゃないです~・・・困ったなあ。
下地の茶色いところと通電すればいいらしいので、対処方法としてはいくつかあり、ジャンパ線を飛ばすというのが一般的らしいのですが、その先のパターンにつなぐのも難しそうなので、別の方法にトライしてみます。
修復グッズ
通電効果のあるらしい接着剤と塗料(テクノペン)ですね。
2つとも試した感じですと、ペンの方は塗るのは簡単なのですが(はみ出しに注意)、そこにハンダを盛ろうとすると溶けてしまい、結果、うまくいきませんでした。。
なので、接着剤の方が良さそうですが、接着剤という名前の割には、あんまりすぐに乾いてくっついてくれなかったので、こちらも通電する塗料?みたいな感じです。なんとなくうまく行きました。あとニオイが臭いですw
こんな感じで田植えをしていきました。
あれ?コンデンサーが無いぞ?
ジャンクとはいえ、リストと突き合わせていくとあるべきコンデンサーがついてません。それにしては綺麗なので、前のオーナーが外して綺麗にして新しいコンデンサーをつけ忘れたのでしょうか?もし、これだけが理由で起動しないなら、ラッキー(後でこれは関係なさそうということに・・・)
半田ごてを頻繁に使うならこれはオススメ
おまけですが、頻繁にハンダゴテのコンセントの抜き差しが発生してたので、手元でON/OFFできるスイッチを導入。
ひと目で、ONかOFFかわかるので便利。1日の終りに根本からプラグをはずす運用で火災の心配もなし。
一通り交換して、スイッチオン!
・・・・
交換前と変わりませんでした・・・ずっとこの画面のままです。
CPUをMMU有りに変えたり、68882をつけたりすると画面はちゃんと変わるのですが。
ここから、終わりの見えない修理バトルが始まりました!
嗚呼、これが68道・・・。続きます。