RetroDumperでMSXカートリッジを吸い出して、イメージファイルを保全してみる

MSXカートリッジデータの保全

さて、MSXの実機がゲットできたので、ゲームのカートリッジも色々物色しているのですが、ROMを吸い出してファイルにできる装置があると教えていただきました。

なるほど、たしかにそういうのはありそうだな、と見てみると、普通にAmazonで売ってるので楽ちん。

MSXダンパーV3

こちら、5,800円とお手頃だったので、深く考えずにポチりました。

Amazonなので届くのも早かったです。

動作実験

早速、吸い出し環境をWindowsマシンにセットアップしていきます。

PCとダンパーの接続

プリンター接続などに使われる、ややレアなUSB-AケーブルでPCと接続します。

ツールのダウンロード

こちらからツールを取ってきます。

ゲームバンクウェブドットコム Gamebank-web.com レトロダンパー 吸い出し レミュレータ DIY ツクール 魑魅魍魎

ファームのバージョン確認

まずはファームウェアのアップデート用のファイルをダウンロードして実行しました。

USBケーブルでPCとダンパーを接続して起動したところ、更新は必要ないとでました。

買ったばかりなのでファームも最新なのでしょう。

(ダンパーを接続していないと、エラーが出るのでちょっと焦りました)

吸い出しの実行

それでは早速、ダンパーに適当なカートリッジを差し込みUSBで接続します。

PCは、Windows10(Surface Laptop Go)を使用しました。

MultiDumper_full_win_20210603.zip

を解凍して実行してみます。

ちなみにこのソフト一本で、MSX以外にも色々吸い出せるようです(もちろん、それぞれのダンパーのハードウェアが必要)

「Info」を押すと挿しているカートリッジの情報が表示されました(上の例ではコナミのサッカー)

「Dump」を押すと書き出すファイル名を聞かれるので、指定すると、ほぼ一瞬で完了します(容量ちっさいからな・・・)

吸い出したROMの動作テスト

今回は、blueMSXというエミュレータでROMイメージを試してみました。

blueMSX ダウンロード

全然問題ありませんでした!

と思ったら

あれれ、MSX実機では読めたのに、うまく読めない。なんだろう、端子が不調なのかな?

端子はエタノール+綿棒でフキフキして、それでも駄目なら最後の手段でメラミンスポンジ(自己責任)も試そうかと思います。

それにしても実機と比べて、エミュレータ上で動くものは楽だな・・・(本末転倒)

次回予告のようなもの

吸い出しの行為自体は拍子抜けするほど簡単にいきましたね。

まあ、実機で遊ぶという体験自体に意味はあるのですが、ROMを吸い出しておけば、万が一ROMが故障しても安心ですしね!

ちょっとカートリッジの抜き差しが大変ですが、それ以外はつまづくところもなく、簡単でした。

というわけで、次回は、MSXにUSB接続でFDDやメモリをつなげられる装置や、グラディウス2のスムーズパッチとか、その辺、見ていければと思います。

Rookie Drive – Virtual USB disk drive for MSX

グラディウス2 スムーズスクロールパッチを試してみた [MSX turbo-R] : ドナドナを聴きながら。 

そういえば、FDDのゲームもあるので、それらもイメージにしていければと思います。

68ほどネタ情報がないので、どしどしMSXネタ募集中でーす!