エミュじゃない!中古のX68000XVIを直してゲームで遊ぼう(1)~導入編~

2020/10/10

※諸注意 こちらのブログを参考にして入手したX68000が使えない、動かないといったクレームには対応できませんので、予めご了承下さい(なぜなら、基本動かないからです笑)

ちょっと昔のゲームがやりたくなったときのお話

普通(?)の人なら、昔のTVゲームをしたければ、今ならswitchとか、PS4(これからはPS5か)とかでやれば良いという話になるかもしれませんね。

ですが、なんの因果か「X68000という昔のパソコンでゲームがやりたい」となった場合は、どういう方法があるのでしょうか。

X68000のゲームと言えば?

当時、かなり色々なゲームが発売されました(全部で何本出たんですかね?体感的に300本くらい?)

・スペースハリアー
・ファンタジーゾーン
・グラディウスII
・出たなツインビー
・R-TYPE
・GENOCIDE2

などなど。挙げるときりがないのですが、有名タイトルの移植やオリジナルゲームがたくさん遊べました。

X68000エミュレーターという手段

というわけで、やはり手軽な方法は、まずは手持ちのPCで動かせる、「エミュレーターで遊ぼう」となるでしょう。

エミュレータとは、「特定のハードウェアやOS向けに開発されたソフトウェアを、本来の仕様とは異なる動作環境で擬似的に実行させるためのソフトウェアやハードウェア」のことです。今回は、X68000が動いてるように見せるソフトウェアですね。

こちらは世の中に詳しく説明されているサイトがたくさんありますので割愛しますが、WindowsPCで使えるX68kエミュレーターを探して、動かすというのが一番手軽で手っ取り早い方法でしょう。

まあ、ゲームのデータ(FDイメージ)もなんとかして入手する必要があるのですが、無償で提供されているものもありますのでこれで一旦満足するというのはありですね。

しかし・・・・、エミューレータより100倍大変ですが、1000倍(当社比)は達成感を味わえる方法、それは、、、X68000実機で遊ぶことです!

実機が100倍大変な理由、それは「直すのが大変」ということ

それでは一体何がそんなに大変なのでしょうか?

まず、X68000が初めて発売されたのが1987年(発表が1986年)

X68000 – Wikipedia :

2020年時点ですでに34年も経過していることから、そもそも手に入らなかったり、運良く手に入ってもあちこち(主に電源)故障していてとてもゲームなどできない状況です。

とはいえ、ヤフーオークションなどで常に数台はX68000が出品されているので、ただ入手するだけなら、数万円の投資でいけるでしょう。

問題は、その後の修理ですが、68シリーズの修理マニュアルを尊敬する方が出版していますので、まずはこちらを購入して購読されるのをおすすめします。

X68000XVI 修理マニュアル レトロマシン修理マニュアル⑤ – Hirofumi Iwasaki@武者返し.com BOOTH出張所 – BOOTH :

つまるところ、一定の知識、道具、時間、そして精神力、、、それがあってはじめて、修理が可能になります。

「たかだかゲームをするのにハードル、たっかっっ!!」

そう思われた人はここから先は読み進めないほうが良いかもしれません(苦笑)

よって、お金持ちの方は無理せずに、「修理済のフルメンテナンス品を買う」という道もありますが、どこまでメンテされているか?また故障したらどうする?といった悩みは尽きないため、やはり自分の手で復活できると喜びもひとしおだと思います。

※こちらのフルメンテナンスX68030セットが17万円程度で落札(モニターは別売り)

※こちらのフルメンテナンスX68000CompactXVIセットが12万円程度で落札(モニターは別売り)

先日、未使用のX68030セットが80万円で落札されていて界隈が沸きました。

大体どの機種でもフルメンテナンス稼働品の場合10万円以上するケースが多いようです。

※また本体だけでは遊べませんので、専用のキーボードや対応したモニター、ジョイパッドなども最低限必要になります。

X68000をゲットするなら5インチFDDでSCSI搭載の68000機

さて、それではX68000をゲットするとしたら、どのX68000を入手するのがよいのでしょうか?

細かい違いはさておくと、X68000シリーズは大きく分けて3つにわかれます。

・SCSI非搭載68000機(初代、ACE、EXPERT、PRO)
・SCSI搭載68000機(SUPER、XVI、CompactXVI)
・SCSI搭載68030機(X68030、X68030Compact)

そもそもSCSIというのは、誤解を恐れずいえば、今で言うUSBのような主に外部記憶装置を外付けする規格の名前です。(その名も、SmallComputerSystemInterface

68000というのはモトローラという会社のMPU(CPU)の種類です。最近のPCでいうとことの、インテル社Core i5とかそういうのです。

どのX68000でも工夫次第でゲームは遊べるのですが、これから入手するのであればオススメはSCSIが搭載されているMPUが68000の機種でしょうか。

当時のゲームと言えば基本的にはフロッピーディスクで提供されているのでどの機種でも良いといえば良いのですが、SCSIがついてることでハードディスクを増設すれば、対応しているゲームをインストールして快適に遊ぶこともできます。

また、今なら変換番長のような同人ハードウェアでコンパクトフラッシュなどをSCSIハードディスク代わりに使えるので、読み書きのストレスが少なくゲーム以外に使うのにも大変便利でしょう。

変換番長PRO V.3.2.2.6 | クラシックPC研究会 :

とはいえ、SCSI搭載68000機はどうしても高値になりやすい(ジャンクでも3万円以上)ので、SCSI非搭載機の拡張スロットにSCSIボードを挿すことでSCSIデバイスが利用できます。

ただ、SCSIボードも近ごろは入手しづらいのと、入手できたとしても追加費用(1万円~)がかかってしまうかもしれません。

また、X68000(縦型)は拡張スロットが2つしかありません。

SCSIボードで拡張スロットを1つ使ってしまうので、残りの1つをメモリ増設かMIDIボードかで悩まないためにもSCSI搭載機がよいのではないでしょうか。

※拡張スロットが4つあるPRO(横型)を選択する、もしくはSASIポートにSxSIでSCSIデバイスをつなぐ、という回避策もありますが上級者向けなのでオススメできません

また、FD(フロッピーディスク)ドライブが5インチの機体(通称マンハッタンシェイプ)と3.5インチの機体がありますが、流通してるゲームは基本5インチですので、ゲームをするのであれば迷わず、5インチの機体を選択することになります。

※3.5インチマシンでも5インチFDドライブを外付けすることができるのですがこのドライブがまた入手が難しく最低でも3万円~8万円くらいします。

古い機種は安いのですが内蔵のメモリが最低の1MBしか載っていない可能性もあり、その場合、ゲームをするのに2MB以上に増設する必要があると追加の出費が必要になる可能性もあります。

そうです、メモリは1GBではなく1MBなんです。ちなみに最大で12MBまで追加できます。広大でした(当時は)

また、68030搭載機(X68030シリーズ)も意外と見かけますが、MPU(CPU)が強化されていたり最初からメモリが4MB載っているのですが、68000用ゲームを動かすにはパッチを当てるなどさらにハードルがあがるため、まず1台目としては68000機が無難かもしれません。

型番に「-HD」とついてるものはそのままハードディスク内蔵モデルのことなのですが、SCSI非搭載機の場合は、SCSI-HDDではなく、SASI-HDDという別の規格になります。

いずれにしても容量も20MBとかだったり壊れていたりするので、使えたらラッキーくらいで購入時にはそこまで気にしなくて良いでしょう。

よって、現時点でベストな選択肢としては、5インチFDDでSCSI搭載68000機でクロックアップによる高速化耐性も高いX68000XVIでしょうか。

まとめ

今回は、まず実機のX68000を修理してでもゲームを遊びたいか!?その場合の選択肢はできるだけX68000XVIが理想的(もちろん他の機種でもOK)というところまでとなります。

次回は実際に実機を入手する方法について書きたいと思います。

もはやX68000を修理して使うというのは「文化遺産を継承する」域に達しようとしているため、相当な覚悟が必要ですが、twitterでは毎日のように修理にチャレンジしている方々がおり、ときにアドバイスもいただけるので、おっさんのライフワークとしては悪くないかなと思う今日の頃です。

おまけ(SEO道)

Google先生によると、いまどきのx68000と一緒に検索されているワードはこんな感じとのこと。

そうであれば、これらを踏まえた記事を作れば、SEO効果バッチリじゃん!というわけで、この連載を始めてみました。
果たして効果の程はいかに?!