X68000日記(その10)2020.2.3 FDDが原因じゃなさそうなので、X68030フルメンテナンス開始(完動の日は遠い)

2021/01/24

FDDだけ直してもだめなのはどうしてか

前回、コンデンサー全交換によるFDD復活をトライしてみるも、健闘むなしく効果が無し。

ツイッター民より「それではSCSIが怪しいのでは?」という話もあったので、まずは、SCSIブートをテストしてみることに。

と思ったところ、ブートできるHDDが手元になく、もちろんMOもなく(ドライブはあってもメディアが無い)、すぐに手詰まりに。

RaSCSIからブートするためのSCSIケーブルを調達

そういえば、RaSCSIがあったのを思いだしたのですが、今度は、030とRaSCSIをつなぐためのSCSIケーブル (アンフェノール50pin<>櫛形50pin)がない。

やっとのことSCSIケーブルがヤフオクで1,980円+210円(送料)で調達できたので、起動テストしてみました(くろう味噌(c)ドラえもん)

この組み合わせが意外とないんです。

さて、先日作ったベアメタル版でブート・・・おおっ、起動するぞ、と。

それでは、おもむろにフロッピーディスクを入れて、dirをとってみると・・・

ズギャーン。でもドライブは正しく認識されている。そして複数のメディアで両方のドライブで同じ現象。こりゃ、ドライブが悪いのか?

どうやらFDDから起動しない原因は下部基板らしい

そういえば、、、これが初めてのこの030での起動だったと思い、RaSCSIに入っていた超連射68kを起動してみたら音が鳴らない(OPMもADPCMも)・・・。

10年くらい前に030を所有してたときも音が鳴らなくなってたので、こりゃ典型的な下部基盤がだめなんだろうなと。

というわけで、もう全体的に徹底的に修理必要と判断し、手始めに電源ボックス(SH-4)が未メンテだったのでヤフオクに出品されていた電源修理サービスを7,990円で落札。

徹底的にメンテナンスしたる!!


どんどんお金がかかる~涙&笑

といってもメンテしてくださるのはこの出品なさってる方なんですが・・・(汗)

電源ボックスを発送のために分解している中で下部基盤も拝んでみるとやはりコンデンサーがおもらしを・・・


どんな保管をしていたらこんなにホコリが積もるのか・・・


だいぶ怪しい感じになってる~・・・。

しかもなんか、コンデンサー近くのチップが焼け焦げたみたく、、、これ、直るんかいな・・・コンデンサーの数、実に35個。泣ける。

当然メイン基板の状態も気になる

下部基盤がだめなら、メイン基板も同様にやばいだろうと思い腹をくくって分解をすすめる。


MPUは標準のEC版。MC68030にそのうち替えたい

CPUのある方がなんとなく黄色くなってますね。コンデンサーは全部で10個?。

底面基板よりは数は少ないので、コンデンサーを破壊して取り除く方法で今度トライ。うまくいくかものすごく不安。

シールド版とRGBユニットを固定しているネジが取れない

問題が1つ発生。比較的、分解作業自体は順調にいったのですが、1箇所だけ回らないネジががが

こいつが回らない・・・

まさに、ぐぬぬぬ。しかもペラペラなシールド板につながってるので、ドライバーがうまく回せない。

これまた、アドバイスを元に、シリコンスプレーかネジザウルスがよいのでは?と早速探しに。

(全然どうでもいい話ですが、ザウルスといえば、1991年にMIDIサウルスというMSXでMIDIを扱うキットみたいなのありましたね。や、それならSHARPのザウルスか。Linuxザウルスとか懐かしい)

ダイソーに「シリコンスプレー」登場! – MoCA研究所(JL1MCA 無線とコンピュータのBlog) :

ダイソーにあるらしいということで、何件か探してやっと、グリス版を発見。

うーん、シリコンスプレーの方が欲しかったのだけどまあ100円だし、確保!

早速、吹きかけてしばらくしてからネジザウルスで挑戦するも!ぐぬぬぬぬ、うまく掴めない><、掴んでも回らない><、世間の風は厳しか~。今日は時間切れ・・・。

俺たちの戦いはまだまだ始まったばかりだ!

#いざとなったら、シールド板はいらないから、ちょんぎるしかないのかな~。みなさん、はずしたシールド板、どうしてるんだろう

焦らない、焦らない。一休み一休み。