2018年夏、Raspberry Pi3とRetropieで作る、大人の自由研究「X68kエミュレータ」は実機に負けない速度が出るのか
【目次】
久しぶりに日経LINUXを買ってみた
さて、、、たまたまtwitterを見ていたら、最新の日経LINUXにて、「Raspberry PiとRetroPieで、X68kXVIケースに入れて、X68kエミュレータを動かして超連射68kがどうとか」特集が載っているらしい、という、かなり限られた人のハートにしかヒットしないツイートを発見!
これはもう、自分がやらなくて、誰がやる、と思い本屋にダッシュして速攻で購入。
懐かしいなあぁ、、、PC系雑誌なんて久しく買ってなかったなあ。
ところでWikipediaによると、日経LINUXは1999年9月から続いてるらしい。20年!細かいところは変わってるんだけど、今でも、はじめてのLINUXとか、コマンドラインとか載っててある意味感動するw。
シェルスクリプトとか、ずっと変わんないだろうからなあ。
早速セットアップ
このブログの中でも、何回かRaspberry Piをいじってきているので、初歩的なところはスキップして、すでに手元に一通り必要なハードウェアがそろっているとします。
■X68000XVI型Raspberry Pi3のケースとDMMの4K巨大格安モニタで、デジタルサイネージを10万円以下で作る
■真夏の東京ビッグサイトでの展示会「HR EXPO2018」において、3日間ぶっ通しの動画再生にRaspberryPi3は耐えられるのか
今回、新たに追加するとしたら、USB接続のゲームコントローラーくらいですが、ちょうど適当なものが家に転がっていたのでそれを使うことにしました。
1.RetropieをSDカードにインストール
RetroPie – Retro-gaming on the Raspberry Pi :
Raspberry Piのバージョンに合わせてアーカイブファイルをダウンロード。650MBくらいあって、途中何度かダウンロードエラーになって困るが、しつこくダウンロードしてたら落とせました。
Etcher :
便利なものができていて、このツールで、ダウンロードしたRetroPieのアーカイブを指定するとそのまま、SDカードにセットアップしてくれます!
ものの数分で完了!あっという間ですね。ここまでは楽勝。
2.Raspberry Piを起動
起動する前にUSBコントローラを接続しておくと、起動時に「コントローラが1つ見つかりました(もちろん英語)」みたいに表示されてセットアップが始まります。
ここで、いわゆるプレステのDUALSHOCKとかについてるアナログスティックの設定のところから次へ進まず、マウスもキーボードも効かないので「うえ~、どうやって設定を完了するんだ~」と思ったら、適当なボタンを長押しすると次へ進むという大変わかりづらい仕様で少しハマりました。
タイトル画面についたら、雑誌の通りに68エミュレータをインストールしようとしたところ、gitでソースコードを取ってこようとするのですが、当然ネットにつながってる必要があります。
雑誌では、有線LANをつなぐように書いてありましたが、RetroPieのタイトル画面で決定ボタンを押すと(いわゆるAボタン)MENUのようなものが出てくるのでそこから「WIFI」を選ぶことで無線LANに接続できます。
このとき、RetroPieのゲームメニュー(MENUボタンではなく、RetroPieのアイコンを選んでる状態でSTARTで呼び出し)と、RetroPie自体の設定メニューと複数あるところがちょっと分かりづらかったです。
3.X68kエミュレータのセットアップ
無事ネットワークに接続されたら68のエミュレータパッケージをインストールします。
「Manage Packages」>「Manage experimental packages」>「lr-px68k」を選択するだけで、インストールが始まるという超お手軽仕様。
コマンドラインであれこれオプションスイッチを付けて、make installする、とかそんなんじゃないんですね苦笑
インストールが終わったら、BIOS(IPLとフォント)のROMイメージをあらかじめ用意しておいて適切なディレクトリにそれぞれコピー。
念の為大文字のファイル名は小文字にしておきます。
そしてどなたもお手元にございます(※そんなわけはない)超連射68kのDISKイメージも、ご丁寧にすでに用意されている、roms/x68000ディレクトリ配下へコピーしておき、RetroPieを再起動します。
再起動用のメニューが上記のSTARTを押すゲームメニューから「QUIT」を選ぶと出てくるというもちょっと分かりにくいですね。改善の余地がありそうです。
4.超連射68k起動!
再起動するとGUIメニューのところに「X68000」の文字が出てきます。
それを選ぶとromsにコピーしたゲームが出てきます。
(脇道)
表示されている「X68000」のフォントがダサいので調べてみると
Raspberry Pi 2B に RetroPie 4.0 を導入する その6 (終) レイアウト改修 – ど~もeagle0wlです(再) :
こちらの手順で、バッチリロゴができるようになります(ありがとうございます!)
カコイイ。やっぱり68はこれでなくっちゃね。
(脇道おわり)
特になにも設定を弄らないで起動したところ「CPU POWER 91%」とのことでした。Raspberry Pi3を持ってしてもそんなもんなのか、って感じなんですね。
ちなみに、自宅の愛機「VAIO Tap21(Core i5 4200U 1.60GHz)だと、CPUPOWER 97%と出たので調整されてるということなので、もう少しってところですか。
確かにゲームをちょっとプレイしてみましたが、実機と遜色なく動くので、もう少し重い処理を走らせてみたらどうなるのか今度実験してみようと思います。
問題点
きっとやり方があるんでしょうが、DISK2枚組(ex.グラディウス][など)のゲームの起動のさせ方がわからず・・・。88や98もあるから、きっとなんかあると思うんですけどね。
88版YS1で、AとBを逆に入れてミュージックモード出したいw
YSといえば、先日、古代祐三先生の「EARLY COLLECTION BOX」買いました。
作りかけの曲みたいなのがたくさん入っていて、完全に素人お断りの内容でしたがむしろ大満足でしたw
古代祐三「Early Collection BOX」登場!|BEEP秋葉原 :
まとめ
X68kキーボードをUSBに変換するコネクタで接続すると、気分は完全にX68000実機!(ほんとかよ)
あとは、モニターをなんかいい感じのを調達できると完璧だなあ。その前に、Surface Goで68EMUもトライしたいところ。
(おまけ)
記事の作者の方がアップされた解説の動画がありますので、参考用に貼っておきます。ちゃんと超連射まで出てきますw
その後、ラズパイ4が発売
まだ、試していないのですが、CPUパワーがさらにあがっているようなので、重いX68kソフトもサクサク動くかもしれませね。
いつか、試してみたいです。
(余談)夏休みといえば自由研究
その前に、私の子供は今年、小学4年生。
毎年、子供の夏休みで頭が痛いのは、もはや自由研究というか、不自由研究。
いろいろ悩んで今年はログハウス風貯金箱という、誰しも1度は作ると思われる、例のアレに。
ただ作るだけだと全然おもしろくないので、山とか牧場とか作例通りに作ろうとしたのだけど、ふと、なにかいいアイデアがないかとSeria(100円ショップ)にいったら、椰子の実とか、貝殻とか見つけたので、
「そうだせっかく今年は沖縄にいったから、山の家だけど勝手に海の家にしてしまえ」と。
完成した作品がこちら。
なんとなくそれらしく夏っぽい1作になりました(笑)