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【中華ゲーム機】正方形画面「Powkiddy RGB30」X68000エミュは上級者向け?

この記事のポイント

  • 海外のサイトからは購入できる中華携帯ゲーム機は多くてよくわからない
  • マニュアルの未整備など情報が少ないので初心者向きではなさそう
  • 正方形画面のPowkiddyRGB30の使い心地はどうなのか
えくしび
えくしび

レトロマシンばかりでなく最新のハードも欲しい

懐かしくてゲームボーイミクロとかゲームギアとかちょいちょい買ってました。

時代の流行にもついていかねばと、ふと中華携帯ゲーム機と呼ばれる、中身はAndroidだったりLinuxだったりするエミュレータ向けのモバイルデバイスがいつの間にか色々出ているのに知って、急に興味が湧いてきました。

なにやら種類がたくさんありすぎてよくわからないのでレビューサイトを読んでみます。

【レビュー】正方形ディスプレイで一点突破『Powkiddy RGB30』 | yoshives

何やらこの端末がちょうど2023年9月に日本でも入手できるようになったらしく、レビューを読んだらい面白そうだったので注文してみました。

POWKIDDY RGB30 RK3566 Handheld Game Console Built-in WIFI – Powkiddy official store

公式サイトでクーポン適用して送料込みの$85。12,000円くらいなので比較的購入ハードルは低いです。

物々しい包みで到着。2023年9月16日に注文してから10日間くらいで到着しました。

すぐに遊びたい人かつ販売されている場合には国内サイトでの注文が良いですね。

包の中身はかわいらしい箱。本体と簡単な説明書とUSB-Cケーブルのみ。大変シンプルな構成です。

エミュレータを設定するために、マニュアルを無視して適当にアップデートしたり設定をいじくったりしているうちにゲームパッドの設定を変更してしまい下を押したのに上にいくみたいな、コントローラーの設定がおかしくなってしまいました

困ったので出荷状態にリセットしようとしたのですが、初期化するみたいなのが見つかりません

結局、識者の方々に助けていただき、JELOSのマスターイメージをSDカードに書き込めばよさそうということがわかりました。

https://github.com/JustEnoughLinuxOS/distribution/releases

※最新情報ではOSのサポート状況が変わっているようなのでご注意ください。

JELOSのイメージの最新版がダウンロードできたのでこのイメージファイルをダウンロード。

こちらのツールを使ってmicroSDに書き込みます。

念のため失敗したら何も起動できなくなるので、付属してきた起動用のmicroSDはそのまま触らず、手元にあった適当なmicroSDを使用しました。

イメージは正しく書き込めたようなのになぜか起動できず・・・、結論から言うと、なぜかTOSHIBAやSunDiskUltraのはだめで、KIOXIAのSDカードだとうまくいきました

確かにゲーム機に付属していたのもKIOXIA製だったので、相性問題がシビアなのかもしれません

ちなみにTOSHIBA等SDカードは起動用OSの方のスロットには使えなくても、GAMEイメージのスロットの方には使えたりするので色々謎ですね……。

そしてさらにあれこれしてるうちになぜかSDにパーティションがたくさん作られてうまく書き込めなくなってしまいました。

仕方なく、こちらのパーティション管理ソフトを使って物理フォーマット(ローレベルフォーマット)したら無事に書き込めました。

えくしび
えくしび

やっと本題のX68000エミュレータの話

まずWindowsでフォーマットされたSDカードをゲームスロットに挿して起動すると自動的に各種エミュレーター用のフォルダが作成されます

その中に「bios」というフォルダがあるので、その下に「keropi」というフォルダを作り、さらにその下にX68000の実機から取り出した「cgrom.dat」「iplrom.dat」を格納します。(ROMデータなどの取り出し方はここでは割愛します)

また、x68000というフォルダがあるのでそこへX68000のフロッピーディスクのイメージファイルを置くと自動的に読み込まれます(zip形式でも大丈夫そうです)

ファイルイメージを認識するとゲームセレクタ画面にX68000とかPC8801とか出てきます(これはマッドストーカーでしょうか?)

ちなみに、手動でフォルダを先に作ってしまうとうまくいかなかったりと難易度が高いです。

手頃なゲームとしてこちらの「超連射68K」でテストしてみました。

最初、動きも音楽もなんかカクカクしており、「エミュだしこんなもんなのかな?」と思ったんですがそうではありませんでした。

CPUの設定を「PERFORMANCE」に切り替えるとら音楽もちゃんと再生されてサクサク動作するようになりました。

画面も大きくて見やすくボタンも押しやすいのでゲームのプレイ環境としては上々ですが、SELECTとSTART同時押しでエミュレーター終了とかややクセがあるのであまり初心者向けではないかもしれません。

ゲーム途中でのレジュームや、クラウドへのデータバックアップなどが使いこなせると最強でしょうか。

えくしび
えくしび

ドリキャスやプレステ2のゲームも動くらしい

  • RGB30のような最新機種はまだ詳しい利用レポートなどが少なく上級者向け
  • 正方形の画面は確かに見やすく操作感も悪くないがPSPやDSと比べるとややゴッツい
  • バッテリーの持ちがそこまでよくなさそうなのは気になる
  • 手軽にレトロゲームエミュレーターとして遊ぶにはまだハードルが高い

次はCPUやメモリはRGB30とあまり変わらないけれど入門機っぽい「Anbernic RG353」系をゲットしたいです。

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