040Excelでバスマスタ転送にうまくならないMach-2をなんとかする

2022/04/16

満開製作所のSCSIボード「Mach-2」

2019年12月頃にたまたまメルカリで14k円くらいだったので、深く考えずに買ってそのまま寝かせてあった「Mach-2」

未だこの頃は色々お安かった・・・。

さて、こいつはいわゆるSCSIカードなので、XVIや030といったSCSI搭載の68にはあんまり役立たないかな、と思っていたのですが。

なんでもRaSCSIで2MB以上の転送速度がでると聞いて、いっちょやってみようかと。

メインで使ってる我が家の68(040Excel機)も徐々にいい感じになってきたので、そこと組み合わせようと思ったのですが。

なんかソフト転送になってしまったり、不安定だったりで、うまくいかないので整備したその記録です。

ところで、Mach-2の「2」って、SCSI-2の「2」なんですかね。

Mach-2の通常の設定方法

詳細はMach-2のマニュアルに譲るとして。

・ボードを拡張スロットに挿す
・「CLR」キー起動でSRAMクリア
・Human.sysでブートできるフロッピーで起動する
・起動の途中でBIOS画面が出てくるので、メモリ自己診断を実行する
・そのままFDで起動し、switch.xでBOOTを「SCSI0」に設定する
(・040Excelでは、ココで最後に、SRAMPATCH.Xを実行する)

これだけで使えるようになるはずなのですが、自己診断結果で全メモリ領域がバスマスタ転送ではなく、ソフト転送になったり、そもそも動作が怪しい。

というわけで、メンテナンスの旅へ(ここからいつものごとく長かった)

メンテナンス

いつもの、識者やネット上のアドバイスから色々改良しました。

電解コンデンサーの交換

まずは基本の「き」ということでこちら。普通な電解コンデンサー4つ交換します。

4個 16V 100μF KMG

ROMのバージョンアップ

これが中々に大変でした。BIOS画面をみると「6412」という数字が書いてあり、こちらがROMのバージョンなのですが。

こちら、最新版は6415とのこと(6416という、Mach-2p専用のROMもある)

これを機にとうとう(?)ROM焼きにも手を出してみることにします。

EPROMの調達

EPROMという簡単に書き込みができるROMを用意します。

若松通商で1つ588円でした。試しに2つ購入。

HN27C1024HG-85 – 電子部品 鈴商 ここでも同じものが買えるみたい

EPROM焼きマシンとEPROM消去マシン

教えてもらったこちらを2点、さくっと購入。

高速超小型汎用プログラマー – aitendo

ロムイレーサー – aitendo

イレーサーの方は、タイマーのダイヤルみたいなのがガバガバで、「うまく消えない」みたいな話もチラホラみかけるので、いささか不安ですが、まあEPROMを使い回すまでは放置で。

書き込みツールのダウンロードとセットアップ

ROM焼きツールをダウンロードしてセットアップします。

TL866 High Performance Universal Programmer

Download>XgproV1190_Setup.zip(2022-03-11)

怖そうなメッセージが出るけど、自己責任でインストール

なぜかDドライブにインストールしようとするので、Cドライブを指定する。

不安なメッセージが出るがそのままインストールGO!

残念ながら日本語モードはないのでEnglishモードで。

firmware更新

起動したら最初に、toolsからfirmwareの更新をかけます。

何事も最新にしないとね。

書き込むEPROMの選択

いよいよ、EPROMを向きに気をつけながら差し込み、レバーを倒して固定します。

日立のHN27C1024を選択

Device>Blank check。ROMの挿し方も教えてくれて親切。

書き込みデータの準備と書き込み

File>Load File で、そのまま「OK」ファイルの準備は識者の方に手伝っていただきました。

それらしいデータが読み込まれました。

PROGボタンで書き込みます。5秒くらいで終わりました。

完了!

区別しやすいようにテプラでバージョン名を貼っておきました。

窓のところに紫外線をあてると書き込んだ内容が消えるらしいのでそこを塞ぐのも兼ねてます。

ICの交換

IC5をLS05をLS06に交換すると安定するらしく。HD74LC06P 千石電商で1つ84円。

丁寧に14本の足のハンダをはずして交換完了。

抵抗の交換

このR7とR8を、4.7KΩから2KΩのものに交換すると安定するらしいです。何かが。

いざベンチマーク

今回は、いつも使っているRaSCSIと先日入手したArdSCSInoでベンチマークしてみます。

dskbenchは、バージョンに寄って少し数値が異なるので、0.260.44の結果を載せました。

BIOS設定

無事に設定できました。

si(3.80 beta EE)

使用したマシン環境はこんな感じ。Mach-2に、USB、メモリフル実装、MIDI、までついたXVIって感じ。

ArdSCSInoとは

ArdSCSino シールド(特殊用途向け) – すきま工房 – BOOTH

こちらの電源レスで動く、RaSCSIのようなSCSIハードウェアエミュレータです。

Bluepillつきのを買うとmicroSDにHDDイメージを入れるとブートできるようになります。

マンハッタンタイプのXVIであれば、このフルピッチのアンフェノールでそのまま直挿しで使えたのですがMach-2はハーフピッチなので困りました。

なんとか頑張って、ヤフオクでこういうクレイジーなケーブルをゲット。高く付きましたが変換を重ねるよりは安かったので仕方なく。

dskbenct 0.26と0.44

ArdSCSIno

  • dskbench 0.26

  • dskbench 0.44

RaSCSI ver1.52

  • dskbench 0.26

  • dskbench 0.44

RaSCSIのシーケンシャルリードで1.2MB/s弱という結果でした。

もっと速度を出す方法があるのかもしれませんが、今度また。

最初は040Excelで使うのは無理かと思ったのですが諦めずに普段使いできるくらいにはなりました。めでたしめでたし。

Nereoriとの共存

単体で利用する分には問題ないのですが、Nereid+MIDIのNereoriと同時に利用しようとしたところ、うまく認識せず。

ボード上の割り込み関係のディップスイッチ(SW2、SW3)を変更したらうまく共存できるようになりました。

参考リンク

Mach-2 User’s Manual – Mach-2 BIOS ROM のソースコード – Mach-2 関連 – 特定のハードウェア用のソフトウェア – ソフトウェアライブラリ – X68000 LIBRARY

MiniPro (XGecu) TL866Ⅱ Pluse を購入しました – JH1LHVの雑記帳