富士通製 SCSI接続1.3GB-MO(GIGAMO)をX68000で利用する

G(ギガ)は遠くになりにけり

先日、作成したミニSCSIタワー。

タワーと言っても2スロットしかないのだけど、頑張ればHDDが1つくらいは入りそうなので、変換番長+FlashAirでも突っ込もうか画策中。

懐かしのSCSIタワー型ケースを、FireWire(IEEE1394)のケースを利用して作成してみた

このケースに1.3GB容量のMO(通称、ギガモ(GIGAMO))を内蔵して完成にしようと思い、早●ヶ月。

640MB容量のMOドライブは持ってるんですけど、大は小を兼ねるということで。

メディアの調達

その気持ちを忘れないようにメディアだけ先に買ってました(PDのときと同じ流れ)

メディア自体は安く、入手性も高いのはありがたいです。

そんなある日、いい感じのドライブをヤフオクで見つけました。

FUJITSU MCD3130SS MOドライブ 動作保証

4500rpm、シークタイム28ms、キャッシュ2048kB。2002年頃発売。よさげ。

送料が1,300円とちょっと高かったので質問したらレターパックで送ってくれるとのことで、落札。安定の富士通製。

以前、640MB-MOの動作不良(ジャンクだから仕方ない)で懲りていたので、動作保証があるのは嬉しいですね(と、いいつつも、いつ壊れてもおかしくないのですが)

ちなみに、GIGAMOのさらに上位の2.3GBモデルがあるのですが、X68000に接続できるSCSI版はみたことがなく(あるのかもしれません)、ほとんどがUSB接続やATAPI接続だったので、深追いせずに、68用のMOとしてはここで終止符を打つことにしました。

マウントしてみる

 

1年位前に、秋葉原デパートの3Fで200円で買った白いプラスチックのマウンターにネジ止めして、タワーケースに固定します。

色あいがいまいちですが、一旦、これで。

標準の電源コネクターがCDROMにつなぐと、そこから届かないという悲しい仕様だったので、また秋葉で延長できるコードを探してこようと思います。

ディップスイッチの設定

商品説明に、「動いていたところを抜き出してそのまま」、ということだったので、最近までMOを本当に使っていたのかは、やや怪しいところですが、おそらくPC/AT機での利用でしょうか。

ディップスイッチはあまりいじっていないはずですが、つないだだけではうまく認識しませんでした。

SCSI-IDがぶつかってるのかな、と予想し、後ろの番号に設定しようと思ったのですが、設定方法がわかりません(もちろんマニュアルはない(もちろん想定内)

ネットで探すとそれらしいものを発見しました。

MOドライブ  ディップスイッチ設定表

これを元に、MOドライブに電源供給、MOモード、SCSI-ID6に設定してみたのがこちら。

とりあえずこれで動いたので、ヨシとします。

X68000の設定

susie.x

config.sysに

susie.x -ID6 @:

という感じに記述して起動させます。

drive.x

ドライブ情報を確認します。

FIM.x

メディアを入れて、フォーマッタで初期化します。GORRYさん、TNBさん、ありがとうございます。

FIMの詳細情報 : Vector ソフトを探す! 

mofmt.r

MOfmt.rの詳細情報 : Vector ソフトを探す!

別のフォーマッタも試したのですが、こちらはうまく使えませんでした(なので放置)

ベンチマーク

せっかくなのでスピードも測っておきます。X68030+060turbo(50MHz)の内蔵SCSIです。

dskbench.x

Mach-2経由ならもっとスピード出るのかも(ここで息絶えました)

GIGAMOは、読み込みだけなら良いそうですが、書き込みは不安定なことがあるようなので、常用する場合には注意が必要そうです。

まあ、いつものSCSIデバイスコレクションということで・・・。

これ、現役当時に持ってたら最高だったろうなあ。。。なにせハードディスクが700MBくらいでQuantumのLightningとかFireballとかだった時代なので。

そして、あとSCSIというと、ZIPとかJAZZとかorbとかまで手を出すか迷うところです・・・スーパーFDはちょっと欲しいですが。

おしまい

おまけ(データシート)

MCD3130SS Datasheet(PDF) – Fujitsu Component Limited.